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2012/01/16 (Mon)
 Chano Domínguez



Chano Domínguez に大喝采!!!
彼の音はとても温かくて、喜びに溢れている。聴いていると、こちらも喜びに溢れ、幸せな気分になる。胸の奥に、深く深く沁み入ってくる。自然と顔が笑っちゃう感じ。完璧に虜にさせられちゃいました。



ラテンジャズのドキュメンタリー映画 Calle 54 でフラメンコ・ジャズなるものを初めて知り、Chano Domínguez に感動してた。ただ、ピアノ演奏がすっごく巧いのはわかっていたけれども、ひとつのジャンルを確立させ、その第一人者として君臨しちゃってる感じなのかな~?などと訝りつつも、セルバンテスセンターで行なわれた彼のトーク&ミニコンサートへ。
想像とは、全く違っていた。いっぱいいっぱい、満たされた。

Chano Domínguez は、あれだけの腕前をしていて信じ難いことに、正式にピアノを習ったことはないそうだ。プロとなった初期にはプログレッシブ・ロックをやっていたけど、そのうちフラメンコ・ジャズを演奏するようになったとのこと。フラメンコの里であるカディスに生まれた彼にとっては、敢えてミックスして何かをしようとしたわけではなく、彼の内にあったものが自然と出てきたものだそう。

ピアノの腕前は、期待通り。超絶な速さで動き回る指。軽やかだけど、重みのある力強い音。そしてあちこちにチャノ節が散りばめられてる。
演奏することをとても楽しんでいて、悪戯っぽいところもあるけど、子どもっぽいわけではない。なんと言い表わしたらいいんだろう?彼の中にあるものが、全て伝わってくる感じ。温かくて、愉快で、楽しくて、喜びに溢れている。

ラテンジャズのピアノでは、たぶん Chucho Valdés の方が有名で、その超絶技巧は知られている。若い頃 Irakere でブイブイいわせてた頃のチューチョは、ほんと凄かった。ギラギラしていて、かっこよかった。今もその超絶技巧は衰えることなく、ひらひらと舞う蝶々のように鍵盤の上を指が滑り、うぉー!っと思うような凄い技をやってのけたりする。でも、なんか違うんだ。
Chucho は、大御所ジャズピアニストとして、キューバ国民に対して尽くしていると思う。そして海外でも、Chucho の超絶技巧を楽しみにライブに来る観客に対して、惜しむことなくその技を披露して、尽くしていると思う。
Chucho の演奏は、とても誠実。人柄も、素晴らしいのだと思う。たぶん。
でも、聴いてて燃えないんだよね。。もういいやって思っちゃうの。もちろん、Chucho の凄い技はわくわくもさせてくれるんだけどね。巧いのはわかりました!って思っちゃうの。
もちろん Chucho の人となりは尊敬しているし、数年前新しいグループを結成して、それはまだ聴いたことないので、そちらにちょっと期待はしてるんだけれども。

その Chucho と同じような技巧を持ちつつ、Chano Domínguez の演奏から伝わってくるものは、全く違う。
CD や YouTube で観聴きしただけではわからなかったものが、生に伝わってくる。大感動して、ひとりスタンディングオベーションしてしまった!!
是非是非、この素晴らしい演奏を、多くの人に生で聴いていただきたい!
Blue Note Tokyo でのライブは、18日水曜日まで。

CHANO DOMÍNGUEZ QUARTET
2012 1.15sun.-1.18wed.★ 1日1回公演のみ
1.15sun.
 Open4:30p.m. Start6:00p.m.
1.16mon.-1.18wed.
 Open6:00p.m. Start7:30p.m.

メンバー
Chano Domínguez(p)
Mario Rossy(b)
Blas Cordoba(vo,per)
Guilermo McGill(ds)

★ Jam Session 会員ご本人+1名様までミュージック・チャージが半額!

セルバンテスセンターでの演奏はソロだったのだけれども、この El Puerto という曲をやったので、Blue Note でもやるかも?



終演したのち、ステージに戻ってきた彼に感激を伝えたくて近寄ったところ、「僕、初来日なんだよー!是非またすぐに日本に戻ってきたいから、お友だちにも伝えて、できるだけ沢山の人たちにブルーノートに来てくれるようにお勧めして欲しいんだ!」と言われたので、頑張って書いてみました。滅茶苦茶かわいい人でした。
セルバンテスでのソロ演奏があまりにも素晴らしかったので、もうこれ以上何もいらない!って気分にもなり、ブルーノート行こうかどうしようかちょっと迷っちゃったけど、彼のその気持ちにも応える為、やはりブルーノートにも行くことにしました。
どうやら天才ドラマーがメンバーにいるらしい。そしてベースにカホンと歌。楽しみ♪ きっとまた別の世界を見せてくれるに違いない。


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2009/01/24 (Sat)
 Summertime



全くラテンではないですが、ご紹介。私の Jerry González ブームは続いております。
George Gershwin の "Summertime" 。1920年代の米国南部の黒人スラム街ナマズ横丁を舞台にしたオペラ "ポーギーとベス" より。
元はオペラではあるけれども、曲も歌詞もブルースを多分に含んでいる。Gershwin は、原作に感動してオペラ化を図り、実際にサウスカロライナの黒人街に数ヶ月滞在して彼らの文化・音楽を吸収した上での作曲したそうで、ブルース、ゴスペルの他よりアフリカ色の濃く残った黒人霊歌等にもヒントを得ている。1935年の作品。
50年代にマイルス・デイヴィス、60年代にジャニス・ジョプリンなど、その後も多くのミュージシャンがカバーしている。Omara Portuondo も2005年の来日公演で、6/8のリズムで熱唱してくれた。




Summertime


この曲は、ポーギーとベスの劇中で3回歌われる。まずは幕開けと共に。

Summertime and the livin's easy,
Fish are jumpin', and the cotton is high.
Oh yo' daddy's rich and yo' ma is good lookin',
So hush, little baby, don' yo' cry.

One of these mornin's you goin' to rise un singin',
Then you'll spread yo' wings an' you'll take the sky.
But till that mornin', there's a-nothin' can harm you
With daddy and mammy standin' by.

(黒人のスラング多用の歌詞の為、訛ってます。QueDeLetras.com より。)

子守唄なのだそうだ。確かに、歌い手の腕の中には赤ん坊が抱かれている。
そしてこの歌は、ナマズ横丁での生活を象徴しているように思う。
以前ヒューストン・グランド・オペラの日本公演でこの "ポーギーとベス" を観たのだけど、幕開けの Summertime は強烈な印象を残している。
夏のじっとりとした暑さ。風が通り抜けることもない澱んだ空気。臭いまで感じさせる。纏わり付いてくる。抜け出しようがない。変わらない生活。
閉塞感。
幕が開いたと同時に、全てを理解させる。

しかし、子守唄。
One of these mornin's you goin' to rise un singin',
Then you'll spread yo' wings an' you'll take the sky.
希望の種もあるわけです。
でも、嘘っぱちなの。
歌詞は、全部嘘。
幕開けで Summertime を歌った赤ん坊の母親はたぶん、赤ん坊がこの閉塞した世界から飛び立ってくれることを願っていたであろう。でも嵐の日に遭難したであろう赤ん坊の父親を追って、やはり遭難してしまう。
次に託された赤ん坊を腕に Summertime を歌ったベスは、ポーギーの一途な愛を手に入れ、束の間の幸せの中。でも赤ん坊はたった今父親と母親を亡くしたところで、聴かせる歌が全くの嘘っぱちであることを知っている。自分の弱い心も知っている。安心を求めていたのは、彼女だったかもしれない。その後、麻薬ディーラーの甘い言葉に誘惑され、赤ん坊を置いて NY へと出て行ってしまいます。
しかし最後、残された赤ん坊を抱き肝っ玉母さんが歌う Summertime は、赤ん坊の可能性を感じさせる。赤ん坊こそ、Summertime が象徴するものを打破する可能性を持った希望の種なのかもしれない。そして、その赤ん坊を置いていってしまった人たちは。。。

でもね、赤ん坊が成長してナマズ横丁を出て行くことが出来たとしても、1920年代、まだ公民権運動が起こる1960年代までは遠い。その発想すら、あったかどうかわからない。奴隷ではないにしても、何の権利もない。このオペラが作られた1935年、MET は黒人を舞台に上げることを許さなかった。


それにしても Jerry González 、何を吹いても Jerry González 色に染めてしまう。叩いてもそうなんだけどね、ここではコンガは叩いていない。
演奏は、以前 "Obsessión" でご紹介した ユニットによるもの。このユニット、凄くいいです。
この Summertime はピアノの Federico Lechner によるアレンジだそうで、素敵ですね。
Valentín Iturat のドラムセット、シンバルが異様に多い気がするんだけど?

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2009/01/13 (Tue)
 Jerry González en España



Flamenco Small Band は、2006年6月に Diego Guerrero をディレクターでアレンジャーとして フラメンコ、アラブ、ユダヤ、アメリカ大陸の音楽をミックスした 音楽を演奏するグループとして結成され、4人のヒターノスとブラジル人のカンタンテ、イスラエルのジャズ・ギタリスト、ふたりのサクソフォニストとやはりふたりのパーカッショニスト、コントラバホとベース、フラメンコとエレキのギター、ブラジルのビオラ、そしてビデオ・アートに Jerry González と ドラムスの Rubem Dantas 、フルートとサックスの Jorge Pardo 、ピアノの Caramelo de Cuba をゲストに向かえて演奏活動をしている。
元々フラメンコはそちらから流れてきたのヒターノスのものなのだから、アラブとユダヤの要素を持っているとは思うんだけどね。米国のニューヨリカン Jerry とブラジルの Rubem Dantas 、キューバの Caramelo さんと Madrid 出身の Jorge Pardo によってフラメンコに新風を入れるってことでしょうか。
YouTube には FsB の映像 がたくさんあるのだけど、中には Jerry の名が入っていてもJerry が演奏していなかったり他の人のインタビューだったりするのもあります。
Diego Guerrero 曰く、「Jerry は Rumba の Guaguancó のみならずやはりアフロクバーナの Palo も与えてくれた」のですってよ。

Flamenco Small Band の一環としてある Jerry gonzalez y FsB Guitar Trio 1/2 と 2/2
Jerry González & FsB Guitar Trío は Jerry の提案により始まった Jerry González 、Diego Guerrero 、Dan Ben Lior 、El Pirata によるプロジェクト。ユダヤ・キリスト教・ヒターノ・アメリカ(大陸)の4つの文化の融合だそうだ。


フラメンコからの派生 To Trilok Gurtu, 5 X 8 , "Hello Gurtu"Luis Cobo "Manglis" さんはフラメンコ界の異端児のようで、2000年以降は Manglis Compás Machine というユニットで Flamenco - Blues やっているようです。使っているギターは、Gipson 345。インド人の太鼓奏者 Nantha Kumar (Tablas , Kanjeera)とベーシストと共に活動しているようですが、ここでは Jerry González をゲストに迎えての演奏。いつの映像かは、不明。
これを観て思うのは、日本にもこういう面白いことやってる人がたくさんいるんだろうな~ってこと。


ずいぶん前に ご紹介したことがある のですが、Jerry Gonzalez y Jorge Pardo en la Telonera parte 1 - 7 のシリーズは、ラテン・ジャズ。Jorge Pardo は、FsB に参加しているMadrid 出身のフルート・サックス奏者。Paco de Lucia によりフラメンコに導かれ、フラメンコとの共演も多いスペインジャズ界の大御所らしい。
映像も音もいまいちだけど、アップ・テンポな曲もスローな曲も、どれも気持ちいいです。


ORQUESTA DEL SOLAR , HERMAN OLIVERA Y JERRY GONZALEZ って、とても新鮮な映像です。Jerry がソロではなくて後ろの方のホーン隊の一員として並んで Salsa Dura を演奏している。ピアノソロのときに他のホーン隊と一緒に踊ってたら滅茶苦茶笑える!と思ったのですが、残念ながら座ってたみたい。でも結局最後まで全くソロ演奏なし。ま、1曲の中なのでね。写真によれば、前に出てソロ吹いたようですが。Conjunto Libre に捧げたライブだそうです。
Orquesta del Solar ってよくわからないのですが、Madrid を拠点に活動するオールドスタイルの Salsa Dura から Jazz Latino を演奏するグループで、2006年3月に Jimmy Bosch を迎えてのライブで産声を上げる。現在のサイトに見られるメンバーは、18人中8人と、キューバ人率高し。知らない名前ばかりだけど。
まぁでも、メインとして冠する人々は、キューバ以外のミュージシャンはほとんど知らない私でも聞いたことある名前ばかり。
この映像は、2006年11月に Hermán Olivera をカンタンテに Jerry González と Rubén Rodriguez (Bajo)をゲストとして迎えて行なわれたライブだと思います。
その後 Web 上で見つけたのは、2007年2月に Frankie Vázquez をカンタンテとして迎えて Alfredo Perdomo (Congas)をゲストに、2008年11月にはパナマ出身燻銀の Meñique をソネオとし 、Jerry González と Norman Hogue (trombonista)をゲストに迎えてライブをしています。
ちなみにこのページは、パナマで行なわれたイベントについてなのですが、上記はアンテナイベントとして Madrid で行なわれたライブであり、NY では Grupo Folklórico y Experimental Nuevayorquino のライブがあり、このグループの言い出しっぺのひとりである Jerry González も勿論演奏しています。

Orquesta del Solar の YouTube 映像はたくさんある ので、Jerry がソロを吹いているのも、きっとあると思います。


Perry Louis from Jazzcotech & Jerry Gonzalez は、ラテンじゃない Jazz 。
「Madrid は Jazz Dance fan のための場所になりつつある。」と書いてあります。Jazz Dance と言ったって、あなたが想像するようなおねえちゃんの踊るジャズ・ダンスじゃないよ。Swing してるの。

ちなみにキューバでは、こういう曲で嬉々としてペアダンスを踊りまくる一団があります。UNEAC の Jazz の日に行くと、観られます。勿論生演奏。平均年齢は、かなり高い。みんな一張羅着てきてるのかな?って感じの粋っぷり。女性は若い子もいます。


やってるときりがないことに気付いたので、ここまで。
また面白いのを見つけたら、お知らせします。って、望んでいる人はいるのかね?

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2009/01/12 (Mon)
 Jerry González



まだちゃんと観ていないのですが、「Latin Jazz という言葉は、Jerry González から始まった。」と、Calle 54 の DVD おまけ映像で誰かが語っています。
というわけで、Jerry González をざっくりご紹介。

Jerry González は1949年に NY ブロンクスのプエルトリコ系の家に生まれ、中学時代からトランペットとコンガを演奏し、地元のグループと一緒に演奏をしていた。後に New York College of Music and New York University に学ぶ。
60年代後半より Ray Barretto と演奏を始め、1970年よりプロ活動を開始し、Dizzy Gillespie のグループに参加、翌年から Eddie Palmieri の El Son メンバーとなるが、すぐに Manny Oquendo の Conjunto Libre に参加するために抜ける。
1970年代後半より自身のグループを率い、1979年に "Ya Yo Me Curé" をリリース。

後に Jerry González and the Fort Apache Band を弟 Andy と共に結成。このグループは現在まで活動を続けており、高い評価を受けている。
アルバム "Rumba Para Monk" よりサックスも加入する。このアルバムは、1989年にフランスの Academie du Jazz の "Jazz Record of the Year" と Downbeat's 55th annual Readers Poll で "The Word Beat Group of the year" を受賞。1995年と96年に Downbeat Magazines reader's and critic's polls で "The Beyond Group of the Year" に選ばれている。1997年には Playboy Magazines Readers Poll で "Best Jazz Group"、1998年に the New York Jazz Awards の the Industry と Journalist Polls の Latin Jazz 部門、1999年に再び Downbeat Magazines reader's and critic's polls で Winner となった。
自身名義のアルバムでは、1995年に "Crossroads" と "Pensativo" が、2004年に "Jerry González y los Piratas del Flamenco" がグラミー賞にノミネートされた。
Jerry は同時に Tony Williams, McCoy Tyner, Kenny Dorham, Anthony Braxton, Tito Rodriguez, Ray Barretto, Eddie Palmieri, Tito Puente, Paquito D'Rivera, Machito 等の名高いミュージシャンの演奏、録音に参加している。

2001年より Madrid に拠点を移し現地のミュージシャンとの共演が多くなるが、NY では the Fort Apache Band としての活動も続けており、2005年に Art Blakey and the Jazz Messengers へのトリビュートアルバム "Rumba Buhaina" をリリースしている。

ソースは主に The Maurice Montoya Music AgencyAll About JazzJerry の MySpace。ブログ内検索で "Jerry" で検索していただくと、これまで書いた Jerry に関する記事がたくさん出てきます。なんか、、この子使える子だったのに、最近使えない子になっちゃいました。。

2001年の Madrid 移住の経緯は、Obsesión de Jerry González y Flamenco でご紹介した通り。
スペインでの活動については、フラメンコミュージシャンとの活動以外の資料は、あまり Web 上に見当たりません。Madrid を拠点とした活動については、また後日。ということで。

ちなみに今年2月には Madrid 在住キューバ人ミュージシャン Alain Pérez 、Caramelo 、Kiki Ferrer とのアルバムが発売されますよん。

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2009/01/10 (Sat)
 Obsesión de Jerry González y Flamenco




【追記あり】


ご紹介する順序が違うとは思うのですが、こっちが先にまとまってしまったので、Flamenco ミュージシャンとの Jerry González の Obsesión です。




Jerry Gonzalez - LATIN JAZZ STORIES (4-6)


これは、Jerry の2005年のグラミーにノミネートされたアルバム "Jerry González y los Piratas del Flamenco" をタイトルした Paris 公演の模様らしいです。
【追記】 このビデオは、このようなライブ&プロフィール映像を数多く制作している Jacques Goldstein による2003年の作品で、2004年にフランスでテレビ放送されたもののようです。
参考 ; TV France International /  film-documentaire.fr ( www.film-documentaire.fr/4DACTION/w_fiche_film/14333_1 ) / La Huit production / MEZZO CLASSIC-JAZZ TV / Freedom Now について  【追記ここまで】
書かなくてもいいことなんだけど、気になるのでご参考まで。女性のダンサーさんは良く踊ってはいるけれども、どう観てもプロではありませんし、Afrocubana の動きは出来ていません。振り付けは Rumba や Santería 、Comparsa に Oriente のと、Afrocubana 盛り沢山なのですが、 バクナオされてもわからない、Rumba が何であるかすら知らない人です。Flamenco ダンサーなのかな?と思って全編観たのですが、どうやらそうでもなさそう。

演奏メンバーは、Jerry González (trumpet) / José Heredia "Niño Josele" (guitar) / Israel Suarez "Piraña" (cajon, percussion) / Caramelo (piano) / Alan Pérez (bass)/ El Guadiana (vocals )。
アルバムでは El Cigala が歌っていて、ここで El Guadiana は Jerry のトランペットのように歌っていたけれども、Cigala はもっと原曲に近いメロディを Cigala 節で歌っているように感じました。
ピアノはいないし、クラベス叩いているので、曲の印象も違います。また、この曲では Israel Sandoval がギター、Andy Gonzalez がベースでゲスト演奏しています。
LOLA! Records のサイトで数分間聴けますが、Cigala の歌の部分はほんのちょっとしか入っていない。
他にもだいたい30秒ずつだけど、以下のサイトで試聴できます。切り取ってる部分が、少しずつ違う。
Amazon.com / CD Univerce / MyStrands / Batanga.com
Bebo & Cigala での歌い方ともまたちょっと違うニュアンスでしょう?

上でご紹介した YouTube 映像のシリーズでのインタビューでも語っているのですが、Puerto Rico Heraldoフリーランスのジャーナリスト Kent Steinriede さん(けっこう有名な新聞社を渡り歩いている)外いくつかのサイトによると Jerry がスペインの音楽を知ったのは、1960年にリリースされた Miles Davis と Gil Evans による "Sketches of Spain" にて。そんな Jerry がスペインに居つくことになったことについて、anapapaya のインタビューで、Jerry が Madrid 以前の状況と、Madrid に住み着くようになった経緯、そこで何が起こったかを語っています。
基本的にスペイン語なのですが、Jerry が語った通りに記したのでしょう、英語とのちゃんぽんです。そして、かなり言葉遣い悪し。。
けっこう毒吐いていて、面白かったのは、
"Gloria Estefan and all those people down in Miami with their clan, they throw the Latin Jazz awards, right? And they don't call me. What the fuck is that? They don't know what Latin jazz is, then. You know, if Arturo Sandoval is Latin jazz, kiss my ass! He is just learning how to play jazz, you know?
The people from Miami is a mafia, man, they're putting their own image on the thing. I don't fit that image.
Además, las veces que hemos tocado en Miami, la gente que tú esperas que venga a ver el concierto, no viene. Prefieren ver a Willie Colón o Celia Cruz o algo como eso. And that's cool! But you know, it's a specific gourmet crowd that come to see my shit. You know what I mean. "
ってとこです。一時期、Miami サイドが言葉巧みに有名ミュージシャンの亡命を促し、亡命したらまずキューバの現政権を悪し様に語らせ、その後は亡命以前に語って聞かせた夢のような音楽活動はないってことが間々あったそうです。「騙された!」と言う Músico も多かったそうで。これ読んで、そんなことを思い出しました。本当かどうか知りませんよ、噂です。

その他興味深い部分を要約すると、Jerry は米国での評価のされ方よりもヨーロッパでのライブに於ける観衆の反応を好んでいたけれども、ヨーロッパで演奏するのはコスト的に難しかった。
2001年春に Fort Apache Band として映画 Calle 54 のプロモーションで行なったスペインツアーの最終日、Madrid でのライブは上手くいかず意気消沈していたが、観客は魅了されていた。終わってから Bebo Valdés や Mario Bauzá といった素晴らしい人々と知り合うことが出来た。
続いて映画の製作者 Fernando Trueba が Javier Limón や Diego "El Cigala" といった人々に紹介してくれた。彼等に「この後どうするんだい?」と訊かれ、「うちに帰るよ。ホテル代が払えないから。」と答えると、「うちに来ればいいじゃないか。」と言われ、1週間、また1週間、と続けていたらとうとう6ヶ月も滞在してしまった。
そして Javier Limón 、Niño Josele 、 Piraña や El Cigala 等とスタジオに行き、セッションするようになり、何かやろうということになった。そしてそれは、育っていっている。
映画 Calle 54 は米国では全く知られておらず、プエルトリコではどこかで丸1年上映されるべきだったのに、2週間上映されただけで80%のミュージシャンは観る機会が与えられなかったけれども、スペインにいると、街中でいろんな人から声をかけられる。「Calle 54 観たよ。サインください。一緒に写真撮っていい?」朝の4時でもいつでも、こんな感じ。空港に降り立つと家に戻ってきた気分になるし、他のどこでも受けたことのないリスペクトを受けた。プエルトリコでも別のリスペクトがあるけれども、誰も仕事をくれない。
今は Fort Apache Band と Niño Josele や Cigala などといった連中と一緒に何かやりたいと望んでいる。スポンサーが必要だ。

Jerry と Flamenco について、Puerto Rico Heraldo によると、"Calle 54" のディレクター Fernando Trueba が言うには、「フラメンコの識者には Jerry のスペイン滞在によってフラメンコは永遠に変わってしまったと言われている。"The knowledgeable flamenco people say that Jerry's stay in Spain has changed flamenco forever,"」のだそうです。
プロデューサーの Nat Chediak は、Jerry の上記の話を裏付けるかのように「誰もが Jerry と一緒に録音したがったし、ある者は携帯電話をプレゼントし、ある者はアパートのシェアを申し出た。Everyone wants to record with him now. ・・・somebody gives him a cellphone, someone offers to share an apartment with him.」と語っている。

その後2001年の内にアルバム制作は決まり、リリースされたのが "Jerry González Y los Piratas del Flamenco" ですね。実際にリリースされたのは2003年になってからです。
このアルバムをリリースした LOLA! Records の Javier Estrella が anapapaya のインタビューに応え「Jerry はフラメンコ界に爆弾のように落ちた。"ha caído como una bomba en el flamenco"」「フラメンコには2つの革命があった。それは Cajón と Paco de Lucía によるもの、そして次は Jerry によって行なわれるであろう。"el flamenco ha tenido dos revoluciones últimamente, la incorporación del cajón y Paco de Lucía y la próxima va a ser Jerry González,"」と語っています。

2001年にリリースされたアルバム "Corren Tiempos De Alegría" について2002年に Diego "El Cigala" は Flamenco-World のインタビューに応えて「今、Flamenco は黄金期にある。数年前までは Flamenco に於いて重要なのはリズムであって、音程を外さずに歌えるかどうかってことは問題ではなかった。」そんなところに Jerry 爆弾が落ちたってことですね。「Trueba と知り合ったことが、僕の道を変えた。彼は誰よりも音楽を知っている。」
「Jerry はまるで我が家にいるようにここで演奏しているよ。NY で WTC の事件のとき、彼は窓から WTC が崩れ落ち全ての人々が走っているのを見たんだ。そして受話器を上げ僕に電話して「僕をすぐにここから連れ出してくれ。」と言った。すぐにマネージャーに話し、24時間以内に彼はスペインにいたよ。」ってホントか~?空港閉鎖されていたはずなのに。。
「Jerry の音楽と僕の音楽は違う。どちらも歴史的なルーツを持っている。どちらもとても深いルーツがあり、とても古い。Jerry は Muñequitos de Matanzas の1940年のレコードを取り出し、僕は1920年代の Manuel Torre を。そしてスタジオに入って、僕が歌い Jerry が演奏する。それがコミュニケーションなんだ。僕達は同じテイストを持っている。」
「Jerry や Bebo Valdés といったミュージシャンと仕事をするときには、彼等の(音楽的)言語を理解していなければならない。今誰かが僕とコラボレートしようと言えば、僕はどうすればいいのか知っている。僕は彼等が言うようにフュージョンしない。この言葉には違和感を覚える。そしてもし誰かが Jerry や Bebo の音楽とフュージョンしていると考えるのなら、それは辞め時だ。フュージョンしているのではなく、クリエイトしているのだ。」
その他 Bebo のことなど、非常に興味深いのでご一読を。
Rumba もまずリズム有りきで、歌の音程とかあまり関係ないのよねーとか思いました。特にコーラスとか、キレイなのってあまりない。

Cigala は「Jerry は Gitano (ヒターノ・イベリアのジプシー)より Gitano だ。」と言うし、Jerry は「自分達はとても近い社会に属していて、彼等を喜んで兄弟として迎える。」と言う。

"Jerry González y los Piratas del Flamenco" の内容は、以下の通り。
曲目
Hubo Un Lugar 5:07
Rosa Para Julia 4:58
En El Corazon De Pescaderias 6:28
Gitanos De La Cava 5:48
Pirata De Luica 5:06
Donnali 3:43 ( by Charlie Parker)
Monk's Soniquete 4:07 ( by Thelonious Monk)
Al Abordaje 3:16
Obsesion 9:05 ( by Pedro Flores)
奏者
Jerry González - Trompeta y congas
José Heredia "Nino Josele" - Guitarra flamenca
Israel Suarez "Piraña" - Percusiones
Piratas Del Flamenco - Palmas y coros
スペシャル・ゲスト
Juan José Suarez "Paquete" - Guitarra
Israel Sandoval - Guitarra
Andy González - Contrabajo
Diego "El Cigala" - Cantor


長過ぎるね。。続く。

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2009/01/08 (Thu)
 Jerry González y los Piratas del Flamenco





Jerry Gonzalez - LATIN JAZZ STORIES (2/6)


これは、Jerry González のアルバム "Jerry González y los Piratas del Flamenco" をタイトルした Paris での公演の模様らしいです。
たぶん Pirata de Lucía という曲なのだと思います。
メンバーは、Jerry González (trompeta) / José Heredia "Niño Josele" (guitara) / Israel Suarez "Piraña" (cajón, percusión) / Caramelo (piano) / Alan Pérez (bajo)/ El Guadiana (cante )。

ただただもう、美しくて。
Caramelo さんのピアノの音が、零れ出る涙の粒のよう。

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2008/12/28 (Sun)
 Obsesión


"Obsesión" は、1930年代にプエルトリコ出身の Pedro Flores によって作られた曲。
のちに挙げる映像で Pedro Flores 自身が語っているのですが、この曲は元は Por Ti というタイトルだったのですが、録音の際 Panchito が同じ週に同じタイトルの曲を歌ったとのことで、タイトルを Como es el Amor に変えたそうです。そのレコーディングは、彼と Panchito が初めて一緒にした仕事だそうです。その後 Mario Moleno がメキシコで売り出したときに Obsesión に変えたのだそうです。




Obsesión (Parte 1)


これは 以前ちらっとご紹介した Jerry Gonzálsz と Federico LechnerMySpace), Alex Hernández, Valentín Iturat による Obsesión 。Obsesión (Parte 2) へと続きます。

現在キューバのミュージシャン3人組 el Comando de la Clave と一緒に演奏している Obsesión は、もっと攻撃的。やはり 以前ご紹介した Novas Musicas での Jerry González y el Comando de la Clave en Novas Músicas 1Jerry González y el Comando de la Clave en Novas Músicas 2 も Obsesión です。Clamores での Obsesión も UP してみました 。音が悪いわぁ。。。残念です。
よくよく聴けば同じ曲なのだけど、これからどうして Obsesión - Bebo & Cigala が想像できよう。アレンジによって、これほど変わってしまう。

で、いろいろ Obsesión を集めてみました。

作曲者 Pedro Flores のグループで歌っていた Daniel Santos による "DANIEL SANTOS - OBSESIÓN" 。
なんか、、、こういう風にトランペットが入ると、マリアッチっぽい。オリジナルバージョンて、どんな感じなのでしょう?
詳細に歌詞あり。

歌詞の和訳は こちら
この歌詞を Jerry はあのトランペットに籠めているのかなぁ?と思うと、うん、なるほどね、と。
いや、籠めてないかもしれない。彼らの演奏は、かなり攻撃的。籠めてあんな風に吹いてたら、怖いかも。。。ってより、まんま Obsesión =妄執になっちゃう。

NY ラテン・ラテンジャズフルートの大御所 Dave Valentín による "Dave Valentin - Obsesion" 。
こちらは打って変わって軽快でノリノリなんですけど、これもかっこいいわぁ。やってくれるなぁぁぁあ!って感じです。これも情熱的よね。
Dave Valentín は Jerry González と同じくサウス・ブロンクスに生まれ育ったニューヨリカン。数年違いで生まれ、やはり同じく若くしてプロとしての道を歩み始め、パーカッションも演奏するという。そしてもちろん映画 "Calle 54" にも出演している。同じようなバックグラウンドを持ちながら、どうしてこうも両極に行ってしまうんだろうって、面白い。

パナマの José Balmaceda が Lucho Alvear の伴奏で歌う José Balmaceda - Obsesión
こういうのも、いいかもー。ラテン男は、こういう年齢になっても本気でこれくらいの勢いで口説いてくるからねー。真剣な顔して。この José さんを見てれば、彼が本気だってのが、微笑ましくも伝わってきますよね。

そして最もラテン全開で面白いのは、Miguelito Valdes programa Pedro Flores TV Puerto Rico
プエルトリコの TV 番組の中でキューバ出身の歌手 Miguelito Valdés が "Obsesión" を歌うのですが、その前後に作曲者 Pedro Flores を含めての雑談会。始めに司会者に「キューバのお祭りってどんな感じ?」と訊かれて、Miguelito は「キューバのお祭りは、いろんな文化が混じっているんだ。アフリカとかさ、ジャマイカやハイチからも移民がいるだろう、だから、いろんな神様がいるんだよ。それらが混じっているんだ。」と。「いろんな神様にお願いしとくんだよ。そうすりゃいろんな神様がいろんないいものくれるだろう。」って。そして歌うのですが、「歌詞カード見ながらでごめんね。だって、間違いなく完璧に歌いたいんだよ。」と言い訳。

ああ、違った。ラテン男の習性を探しているんじゃなくて、Obsesión を探していたのであった。
というわけで、続く。たぶん。

ちなみに Miguelito のピアノを弾いているのは、コロンビアの Alvaro "Al" Escobar です。

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2008/12/26 (Fri)
 Javier Colina Quinteto


この夏8月26日に Madrid の Café Central で観た Javier Colina Quinteto のライブです。
前日に Habana Habierta のライブを観に行ってサイテーだったので途中で抜け、ああ、どこかでいいライブやってないかしらー?!と街を彷徨い、キューバ料理屋さんの Son のライブがまた音響のせいかこれまた聴く気になれず、更に歩いて Café Central の前を通りかかると、私が求めていたものがあるじゃないですか!
もうほぼ終わり近かったので、他の何人かの方々がしていたように戸口のところでひとしきり残念がりながら演奏を聴き、到着したときには最後の曲をやっていたらしく、アンコールになってからお店に入ってエントランスなしにオーダーだけしてアンコール曲を楽しんだという具合で。
で、翌日はもうまっすぐ Café Central ですよ。




Javier Colina Quinteto 1


メンバーは、以下の通り。

Román Filiú - saxo
David Virelles - piano
Javier Colina - contrabajo
Daniel García - batería
Moisés Porro - percusión

Román Filiú はご存知の方も多いと思いますが、元 IRAKERE メンバーで、数々の Timba や Jazz のアルバムでゲストとして演奏をしている実力者。自身の Jazz アルバム "BLOWIN'REFLECTIONS" も、スペインに移住してから出しています。

David Virelles は若いキューバ人。この前に Bar&Co. での Jam Session にゲスト参加したのを観ています。すっごく上手いんだけど、その Jam Session での演奏が「凄く上手いけど好みじゃない」って感じのもので、この日は個性を出さずに普通に弾いていたのでまぁ良かったのですが、そうすると只の上手い人ってだけになってしまいます。でも本当に上手いから、その内名を成すかもしれません。
と思ったら、既にアルバム "OBLIVION" (解説)と "MOTION" (解説)をリリースしていて、Telmary と共に来日もしていた!
最新ニュースは、Louis Applebaum Composers Award を受賞して1万ドル貰った そうで、彼の詳しい経歴がここにあります。The Louis Applebaum Composers Fund はカナダのオンタリオ州にある協会の模様。

Moisés Porro もやはりキューバ人。ライブが終わってから「Hola!」って挨拶されて「Hola」ってお返事したのですが、それだけ。でもなんかどっかで見たことある~、、、とずっと思っていて、Caramelo さんに言ったところ、「だって Calixto のライブの日に会ったじゃない。」と。一緒にお食事したのか Jam Session のときに会ったのかはわからないのですが、あちらは私が誰かをわかっていて挨拶してきたってことなんですね。失礼しちゃいました。でも私は数少ないアジア人で、あちらはたくさんいるキューバ人ミュージシャンだから、しょうがないわよね。

この日のライブでは、唯一 Daniel García がちょっと、、、って感じで。せっかくいい演奏なのに彼が台無しにしてしまうって場面がいくつかあって、でも演奏している人たちは全く気になっていないようなので、私の耳とか感受性がダメなのかなぁ?と思ったりもしたのですが、本当に、センスが悪くて音だけデカい邪魔な存在に感じちゃいました。これも Caramelo さんに話したところ、「何度も共演したことあるけど、いいミュージシャンだよ。いつもはビッグバンドで演奏していることが多いよ。」と言っていたので、ビッグバンドの音量で演奏しているから、邪魔だったのかも?
この人は、同姓同名の人が多すぎて、Web 上で見つけるのを断念。




Javier Colina Quinteto 2


Javier Colina いいでしょ~!
バテリアが邪魔だったけど、凄くいいライブでした。ちょっと隣の酔っ払いがうるさかったんだけどね。
この翌日が Madrid 最後の日だったのですが、もう一度行こうか Flamenco にしようか、すっごく悩みました。

ところで、見覚えないですか?そーなの、Bebo や Chucho に行っちゃったのは、Javier Colina の動画を探していて、なのでした。
先日紹介した Bebo Valdés とのデュオ映像 も、素晴らしかったですよね。
Javier Colina は、1960年スペインの Pamplona 生まれ。90年代初頭から Flamenco Jazz を演奏するようになった。Chano Domínguez 、Guillermo McGuill とのトリオ等と共に世界中のジャズ・フェスティバルと映画 "Calle 54" に出演した。
その後 Bebo Valdés と Diego El Cigala による "Lágrimas Negras" で、グラミー賞を受賞。そのライブ録音盤 "Blanco y Negro / Bebo & Cigala En Vivo" でも演奏している。
彼のアルバムとして日本で知られているのは、Marc Miralta 、Perico Sambeat とのトリオでの "Colina Miralta Sambeat" や Tete Montoliu との共演作 "1995" かもしれない。
キューバ人との共演も多く、2006年には Pancho Amat や Tata Guines 、Changuito 、Emilito del Monte 、Julito Padrón 、Osdalgia 等多くのキューバ人ミュージシャンとの共演で "Si Te Contara" を、2007年には Bebo Valdés とのデュオで "Live at the Village Vanguard" をリリース。
Chucho Valdés との共演も回数を重ね、2008年2月には、キューバのジャズ・フェス Jazz Plaza 2008 に出演し、Chucho Valdés とオープニング・ガラで演奏。

いくつかキューバのミュージシャンとの共演 YouTube 映像を集めてみました。
Bebo & Cigala との共演動画も、Bebo & Cigala - Corazón Loco 、Jerry González が好んで長年演奏している Obsesión - Bebo & Cigala 等、多数あり。どの曲も Bebo のキューバのクラシックと、Cigala のフラメンコでアレンジされており、他の人たちによる演奏とは全く違う様相をしている。今更ながら、非常に感心しています。ギターは Niño Josele 、カホンは Piraña 。
大絶賛の嵐、"Eu sei que vou te amar - Bebo & Cigala は元はボサノバで Tom Jobim と Vinícios de Moraes の名曲ですが、とても美しいジャズにアレンジされてます。歌詞もとても美しいです。
Inauguración del Festival Jazz Plaza 6 は、Teatro Mella で行なわれた2008年の Jazz Plaza オープニング・ガラ公演の模様。Chucho Valdé のカルテットに、ゲストいろいろ。ここでは Javier Colina とアルゼンチンのギタリスト Luis Salinas が参加しています。
やはり2008年5月に行なわれた Barcelona での Chucho Valdés とのデュオコンサートの Chucho Valdés y Javier Colina Duo - T'estimo tant (Tete) 。かっこいいですねー。
Pancho Amat との共演とのことですが、Pancho の音はすれども姿は見えない colina 。しょうがないわよね、どうやらこのサクソフォニストが UP した TV 映像だからね。2004年だそうです。

キューバ人は出ていないのですが、Gitano de la cava 。Diego "El Cigala" 、Niño Josele 、Jerry González 、El Piraña との共演です。ここのコメント欄に「フラメンコのミュージシャンはどうしてフラメンコ道を全うせずに、他の音楽とコラボレートしたがるのだろう?」とフラメンコファンからのコメントがあったのですが、楽しいからじゃないかと。音楽って、そういうものなんじゃないかと。演奏する人にも、音楽的欲はあるだろうし。
実はこういうミックスについても書きたかったんですよね。それはまた後日にします。これに関して言えば、Jerry と Cigala の音がいい組み合わせかって言うと、どうだろう?と。もうちょっと聴いてみないとわかんない。それにしても、Jerry 素晴らしいです。そして、2002年の映像だそうだけど、Javier Colina 病気だったんでしょうか?骸骨のようです。今は、、年々太り続けているのかな?って感じで。
そしてこちらが、映画 Calle 54 に唯一出演したスペイン人グループによる "Oye Cómo Viene ... Chano Domínguez" 。これ、もぉぉぉぉぅう!めっちゃくちゃかっこいい!!!

結論は、スペイン住みたい。ですね。

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2008/12/12 (Fri)
 Alain Caramelo Kiki


Jerry González と共に El Comando de la Clave として活動している Alain Pérez 、Javier "Caramelo" Gutiérrez Massó 、Kiki Ferrer の3人は、つるんで演奏していることが多いようです。
Alain リーダーの Alain Pérez Trio や Caramelo さんリーダーの Caramelo Trio は大抵 Kiki を交えての3人がメンバーで、Kiki リーダーのはあるかどうか知らないのだけど、同じメンバーで Alain がやりたいことは Alain のトリオで、 Caramelo さんがやりたいことは Caramelo さんのトリオでやっているのかなぁ?って感じで。




Alain Pérez


Alain Pérez がリーダーのジャムセッションの模様です。この続きが こちら
メンバーは上記の3人。彼等やけに楽しそうで、羨ましいです。特に Alain 。なんかノリノリで。ティンバレスまで叩き始めちゃったし。もしかしたらゲストがいたのかもしれないけれども、んーー、、たぶん真ん中に置いてあるコンガは Alain が叩くためのものなのかもね。Caramelo さんの横には Caramelo さん用のコンガがあるし。




Caramelo de Cuba


かわってこちらは Caramelo さんリーダーのジャムセッション。メンバーは Javier "Caramelo" Gutiérrez Massó 、Alain Pérez 、Kiki Ferrer と Roberto Timaná 。Poberto Timaná は、たぶんパナマ人のパーカッショニスト。Issac Delgado のアルバムでも演奏していると思う。全く映っていないけど、たぶんコンガ叩いているのだと思います。
ふ~ん、これが Caramelo さんのやりたい音楽なのかなぁ?と。やりたいことのひとつってことなんでしょうけど。
Caramelo さんリーダーのセッションは、この他にもいくつか YouTube 上にあるけど、多くはこの3人にプラス誰かって感じ。全く違うメンバーで、もっとどろどろにアフロ・クバーナなのをやったりもしているようです。

キューバにいるミュージシャンは、んーーー、、なんと表現したら良いのだろうか、意に染まないというわけではないのだろうけど、かなりの実力者が有名なグループで演奏していたとしても、それはその人自身がやりたい音楽というのではなくて "お仕事" だったりします。それは日本でも同じなのだろうけど。
だから、Madrid で自分がやりたい音楽をやっている彼等に興味があります。

でもまぁ、ジャズというかフュージョンなんだろうなぁ。彼等は、彼等の基本としてのキューバ音楽を踏まえた上で、いろんなところと交わって演奏しているように思います。わかりやすいところでは Alain がフラメンコをやっているように。Caramelo さんも Kiki も フラメンコ・ミュージシャンと一緒に演奏しているようです。
フラメンコ・ミュージシャンとの共演については、お互いに確固たる独特のベース(基礎)があるという共通点があるっていうのも、興味深い。そしてその根っこは繋がってたり絡まってたり。YouTube 上にたくさんあるので、興味のある方は探してみると面白いと思います。ホーンが入ったりもしてます。

今月はなんと、Alain リーダーのこの3人プラス1が来週1週間、Caramelo さんリーダーの Alain も含めたセッションが毎週木曜日にライブをするので、是非ともその聴き比べがしてみたいところ。重なってしまった日はどうするんだろう?ってのも、興味深い。時間もかぶってるんだよね。。
Caramelo さんは最近 Javier Colina と Perico Sambeat というスペインのジャズシーンで名の知れた方々とのアルバムがリリースされたとのこと。このアルバムはキューバ音楽を題材にしていて、彼の曲も入っているそうです。


Kiki の代わりに、というより Alain と Caramelo さんが呼ばれてなのでしょうが、Rubem Dantas trio としての演奏もありました。




Rubem Dantas trio


いつもの彼らの演奏に、Rubem Dantas がドラムスを叩いたって感じ。
Rubem DantasMySpace)は、ブラジル Salvador de Bahía 生まれで1977年よりスペインで活動するようになった。80年くらいに Paco de Lucia と出会ったことでカホン・ペルアーノの演奏を始め、また、Chick Corea のパーカッショニストとして日本でもけっこう知られているみたいです。

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2008/12/09 (Tue)
 Flamenco





Alain Pérez


フラメンコの巨匠 Paco de Lucia のライブです。ここから盛り上がるのにぃ~!ってところで切れてしまっていて、実に欲求不満にさせられるビデオですが、キューバ人ベーシストの Alain Pérez が Paco de Lucia のグループのメンバーとしてどのような演奏をしているのかを、聴くことができます。

フラメンコに興味がなくても、Paco de Lucia の名を聞いたことのある方は多いのでは?どれだけ凄い人なのか、何かいい文章はないかと探したところ、なんととっても身近な、どれくらい身近というと実質距離150メートルくらい? そんなところ に2005年の日本公演の模様がありました。私も大昔に観たことあるんですけどね、大昔過ぎて、凄かったってことくらいしか覚えていません。ちなみに2007年にも来日しています。2005・2007年とも、Alain も同行。

スペインと言えばフラメンコを思いつく人は世界中にいると思うけれども、スペイン人にとっては実はあまりそうでもなかったりします。「あれは、ヒターノス(ジプシー)の音楽であって、スペイン人のものではない。」そう公言する人もいたりします。そういう人の方が多かった時代に、Paco de Lucia がフラメンコを「芸術であり音楽である」として知らしめることをしたのです。

とは言え Paco de Lucia はそれまでのフラメンコとは違い、ギター奏法にジャズやクラシック・ギターを取り入れるという革新的なことをしたそうです。また、カホン・ペルアーノをフラメンコに取り入れたのも Paco de Lucia であるという説もあります。カホンの起源についてはいろんな説があるし、ここら辺のことは確かなことは知りませんが。カホンは木の箱のパーカッションで、カホン・ペルアーノは、その中に弦が張られているもの。最近はカホンと言うと暗にこのカホン・ペルアーノを指したりします。

フラメンコは、元来はギターとカンテ(歌)のみによって演奏されたもの。いつ頃からベース・ギターが使われるようになったのかとか、知りませんが。ざくっとみたところ、20年位前には既にエレクトリック・ベースが用いられています。

Alain Pérez はフラメンコ界の巨匠 Paco de Lucia のバヒスタとして、スペイン国内に多くのファンを持っているようです。なので、YouTube 上には動画がたくさん。
キューバ音楽、Timba ファンには Issac Delgado の、Salsa ファンには Celia Cruz のバヒスタとして知られ、また、Madrid では Jerry González Band の他、自らのユニットも持ち Jazz シーンでも活躍しています。凄いね。
Alain はスペインに渡ってフラメンコに魅了されたとのこと。最近リリースされたアルバムには参加していないものの Issac Delgado のヨーロッパツアーには参加しており、この先 Issac の音楽を通してなどで Timba にフラメンコの要素を彼なりに持ち込んでくるということもあるかもしれません。Issac がやっているのが Timba かどうかわかりませんが。

どのくらいのキューバ人ミュージシャンが Madrid で活動しているのか知りませんが、特にパーカッションをするミュージシャンは、フラメンコとかかわった演奏活動をしている人が多いように思います。
元々同じ文化から発したものだから、基本となるところに共通項も多いのかもしれません。スペインからキューバへ、アフリカからスペインやキューバへ、キューバからスペインへ、そんなことが繰り返されて既に今の音楽が出来ているわけで、それらが更にミックスされ、どんどん発展しているという感じです。
もちろんその他のいろんな国から発せられる音楽の影響もあります。

特に現在、スペインは他のヨーロッパの国々よりも移民し易いそうで、アフリカや南米アジア東欧と世界各地から様々な人種が集まってきており、音楽シーンもかなり面白いことになっているようです。
Madrid は Madrid で、Barcelona は Barcelona で、たぶんその他の地域はその他の地域で、別々の道を歩んでいると言うのも、面白いところ。

知識も確信もないことをたらたら書いてたら、こんなに長くなってしまった。。。


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