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Vanvaneros

2006年08月28日 01:43

Isla de Salsa が中止になってしまった日、ホテルロビーの喫煙所にぼーっと座ってると、Samuel がタバコを吸いに来た。
で、本当は私が口を出すようなことじゃないんだよなと思いつつ、生来の気質からつい、思い切って言ってみた。
「東京や名古屋から、今日のライブの為だけに来た人達がいるの。」
東京からっていうのは裏を取ってないのだけど、クバニータさん のお友達が名古屋からその日のライブの為にやってきて、翌日はライブを観ずに帰らなければならないのだと聞いていたので。たぶん東京組にもそういう人はいるだろうし、他から来ている人もいるかもしれないと思ったのだ。ちょっとうそついちゃったけど。
「明日は観られないのか?」
「そう。明日は帰らなきゃならないから、今日だけの為に来たの。」
「東京の友人が言ってたけど、交通費だけでもかなりかかるんだってね。」
「そうよ、でも、Van Van を観る為に、今日のライブの為だけに来たの。東京や名古屋や、もっと遠くからとか、他にもいろんなところから来ているの。」更にうそは大きくなっちゃったけど、たぶんいたと思う。
少し考えた風の Samuel は、近くにいた博多在住の人に「今日はどこかでライブはあるか?」と訊いた。
「ギターとボンゴの Son のバンドのライブならあるけど。」

ってことでお話は終わってしまったのだけど、何の慰めにもならないかもしれないけど、中止になってしまった日のために旅してきたファンがいることを知り、そのファンの為にできることを考えてくれたのだということを知ってほしいなーと思いました。

クバニータさんからその話を聞いたときは、本当に気の毒で残念で堪らないことだなーと思ったけど、「チケットは払い戻ししてもらえないんですって。」と言われたときには、「それはチケット購入時からわかってたはずのこと。」と冷たく言い放ってしまった私。
中止になったとしても、それまでにいろいろ費用もかかっているだろうし、興行側も観客もお互いに大きなリスクを負っての野外でのライブ。
難しいなぁと思います。
2日分のチケットを持ってた人は、やはり2日目の分しか観られなかったわけだし。1日でも観られれば旅した甲斐もあるだろうけど、チケットが無駄になってしまいはした。

そのクバニータさんのお友達は、クバニータさんがご紹介 なさっているように、博多の夜を Mayito と過ごすことができたようで、本当に良かった。そのお友達と同じように、その日のライブだけのために旅した人達がそこにいたことを願ってます。

私はメンバーを招待するような財力は無いので、夜も更けてから九州在住の友人とそのお店に行ったのだけど、「Mayito とルエダしちゃったよ!」と興奮してる男性もいた。
かな〜り、ファンサービスしてったらしい。
ほんと、財力があればメンバー数人でも連れて行くことができたのになぁ。。
もし他のメンバーがいたとしたら、きっと Mayito と同じようなことを言ったであろうし、同じように接したと思う。

もう既に何度も書いているし、その彼らの姿勢はステージに観ることができるけど、Van Van はファンあってこそのものなのだ。
例えば Candido Fabre も観客のことを Mi gente(私の人)と呼んでまるで身内のように接するのをはじめとし、キューバのたぶん多くの Musico は、自分のファンを大切にしている。

多くの Van Van のライブで感じてきたことは、観客と Van Van の相乗効果。
どのグループのライブでももちろんそうなんだけど、Van Van の場合は特にそれを感じられる。あと、Candido もね。
人々は Van Van を強く求めていて、Van Van は求められていることを知っている。そして、求められている以上のものを観客に与える。
与えられたものに熱狂する観客が更に求め、Van Van が更に大きなものを与える。
それがお互いの喜び。
Van Van ファンは、Vanvanero と呼ばれ Van Van のステージを作り上げる要因としてメンバーの一部なのである。
なのだよー!
だからこそ、Van Van はファンに対する感謝の気持ちを大きく持っていて、それを惜しみなく表現してくれる。

そんな風に思ってます。私、目が眩んでる?眩ませて貰ってます。

Samuel Formell

2006年08月27日 18:36


SAMURAI LATINO WEBSamuel Formell へのインタビュー が掲載されてます。

こちらでもチラッと触れられてるけど、近々 Jazz(とは書いてないけど)のアルバムを制作するとか。
Samuel が Jazz のバンドを持っていて、ときどきライブしているという噂を聞いたので、真相を確かめてみたのだ。
実際は、「ライブをする時間はないけどね。」とのこと。ライブマニアな私としては、残念。

人から聞いた話ですが、「僕はメンバーを引っ張っていかなければならない立場。疲れたなんて、絶対に言えない。」と言っていたそうな。
横浜のライブでも、暑さのあまりメンバーがへばって見えるのに、Samuel はものすごく叩く叩く叩く!そして終盤での Somos Cubanos のソロ。
ドラムスって、ものすごく運動量が多いだろうし、ほぼ休む間もない。(たまにあるけど。)
強靭な体力に驚きました。

それもそのはず、福岡でもちょっと時間が空けばジムでエヘルシシオをしたりしてたらしい。他のメンバーも走ったりしてたので、Samuel も走ってたかもしれない。たぶん。
そして、「古い音源聴かせてあげるよー。」と言われてみんなで遊びに行った Samuel のお部屋には、足の形をしたツボを刺激する突起のあるボードが。(何て名前?)それを他のメンバーに説明する Samuel 。
「全ての突起に別の効能があるんだ。右と左で形が違うんだよ!」と。
だから、「日本では足の裏は第2の心臓って言われてるんだよ。」と教えてあげました。
「そうなんだ。足は重要なんだ。多くの人は足を疎かにしているけれども、健康を保つには足を大切にすることが重要だ。」と言ってました。
その後更に足のマッサージ器を購入して、ご満悦でした。
かなりの健康オタクかも。

Van Van メンバーは、身体に気を使っている人が多く、タバコは吸わないしお酒も飲まない人が多い。(タバコもお酒も好き!って人もいるけど。)食べるものにも気を使っている。
福岡は豚骨スープのラーメンが名物だけど、Pedro さんは「豚はダメだ!身体に悪い!」と言い張る。なるべく野菜の多く入っているものを選んで食べているようでした。
Yenny ちゃんや Jorge さんは野菜やフルーツや焼き魚など購入してきてお部屋で食べているようで、健康的なお食事だなーという印象。
Mayito も毎日欠かさずランニングをしていたらしいし、Roberton も一緒に走ったりしてたらしい。かなり遠くまで。

私は誰にも所属してなくて、誰かが日本人のお手伝いを必要としているときにそのときだけ一緒に過ごしていたのですが、その都度ちょこちょことお話を伺ったり人となりを知ることもできたので、ちょっとご紹介しようと思います。

Samuel は、意外と言っては申し訳ないけど、かなり頭のいい人だということがわかりました。想像以上に。
Mayito は、情に厚いかわいらしい人。
Roberton は、すっごく優しい人。
Lele は見たまんま、楽しい人。生まれたばかりの双子にと、スヌーピーのぬいぐるみ2つ両腕に抱えてホテルに帰ってきたときの姿が忘れられない。
Yenny ちゃんも、ステージで受ける印象通り。
Mundo さんは、けっこうクール。でも、2ヶ月のツアー中に奥様とのメール交換は500件を超えたそうな。。帰国前に奥様から「Mundo を宜しくね。」と言われてたんだけど、Mundo さん、全然私が必要なかったみたいで、博多でも私を案内してくれたほど。
Alvaro さんは、ホームシックにかかってた。いつも私のこと気にかけてくれて、嬉しかった。
Hugo さんは、めちゃくちゃ愉快な人。キューバで家に遊びに行ったことがあるけど、大家族で住んでいて、奥様もかなりぶっ壊れて愉快な人でした。
Julio さんは、穏やかな人。
Pavel は、キューバで有名な俳優の息子で、ああ、お坊ちゃんなんだなーってところが見え隠れ。いつも新婚の奥様と一緒に日本を楽しんでいたみたい。このご夫妻とはけっこう一緒に過ごしました。所属するところがない私に気を使ってくれたんだと思う。
Boris は、ばか。の一言かなー。音楽的才能は素晴らしいけど、その他のことは一切重要視してないのだと思う。一緒にいると面白い人だけど。ときどき雄叫びを上げます。たぶん、天才なんだと思う。
Jorge さんは、とっつき辛かったけど、私に対する胡散臭さがなくなった途端?、優しい人になりました。
Manuel さんは、わかんないんだよなー。未だお話したことがない。
Irving は、大人しい人。
Pedro さんは、Pedro さんだった。人を喜ばすことが大好きで、それがステージで発揮されているのねっ♪
そして Juan Formell 御大ですが、とても好奇心旺盛な方。全てを視る目を持っている。すごいです!


メンバーの多くが言ってたことだけど、ファンがライブを楽しんでくれる姿を観るのが彼らの大きな喜びであると。
東京Jazz にどれだけの方がいらっしゃるかわからないけど、是非皆さん、じっくり聴くタイプの Jazz ファンに囲まれて踊りづらいかもしれないけど、是非是非、私たちの喜びを身体で表現して、メンバーに見せてあげましょう!

お勉強

2006年08月27日 02:16


なんとなく、ただ漠然と知っているキューバ音楽の流れ。
こちらでは、更に細かく知ることができたようです。
桜丘町音樂夜噺 第三夜 では、「キューバの実像に迫る 〜プレ・エイジからポスト・ブエナビスタへ」と題して、アオラ・コーポレーション の高橋さんがお話なさってます。

これの第一夜に誘ってくれた ahinama さんは、もちろん行ってきたんだよね?

Ritmo Clinica ??

2006年08月26日 15:07

今ごろオーストラリアでライブをしている Van Van ですが、オーストラリアには、これまで大物キューババンドが行ったことがないそうで、オーストラリアーナ、大興奮です。 Van Van をオーストラリアで観られる日が来るとは思ってなかったと。
それは私たちも同じで、去年来日するまで実に16年間来日が途絶えていたのですものね。で、その前は大阪万博なのだから、2年続けて Van Van が来日するなんて、夢のようです。
来年も是非!って思うんですけど、どうなるでしょう???

そして、次回の来日公演!というか、今回の来日の続きなのか、9月2日の東京Jazz 、楽しみです〜!
東京Jazz といえば、一昨年の Habana Ensembre の出音バランスが悪かったことから、PA が良くないだろうから行かないと言う人までいるのですが、ご安心ください。
私もその点不安で、東京Jazz 出演の話が出た時点から Van Van メンバーや PA さんに何度も確認してしまいました。
Musicos は、「今回の日本ツアーは去年と同じく(SIRENA MUSIC の)Miwa が関わっていて、Miwa に任せておけば何の心配もない。」と言ってましたし、今回 Van Van は、PA に関わるメンバーが3人同行来日していて、「心配要らないよ。僕達がいるんだから!」と、心強いお言葉をいただいております。

これらの PA さんたち、Musico ではないけれどもれっきとした Van Van メンバー。なのですよ。
Musico たちも彼らをメンバーと考えているし、本人達も自分達を Van Van メンバーであると考えています。
そういうのって、ステキですよね。
日本の Grupo Chevere にも、メンバーである PA さんがいらっしゃいますよね。確か。

で、Van Van 、オーストラリアの後は韓国に行くのですが、韓国にキューバのミュージシャンが行くのは初めてのことだそうです。
そのことに Van Van メンバーは喜んでいました。

そしてその後、東京Jazz の為に戻ってくるメンバー。
下のコメント欄で話題になったのですが、31日には築地の キューバンカフェ でリズム講座を行なう予定。
キューバンカフェのサイトには載っていませんが、六本木のボデギータにチラシが置いてあったので確実です。
そのチラシを貰ってこなかったので、お講座のタイトルもわからないのですが、メンバーは Van Van のリズム隊、ドラムスの Samuel Formel l 、パーカッションの Manuel Labarrera 、そして Van Van 結成以来37年に亘ってグィロを弾いている Julio Noroña さんの3人。
見逃せない企画です。
20:00からで、エントランスが5000円で1ドリンク付き。
知人によると、ミクシでは別情報が流れている模様ですが、私はチラシの他に、ボデギータの史郎さんから直接お話を伺ったので、ライブではなくてリズム講座であることは確か。そのあとに、一緒について遊びに来たメンバーとセッションってこともあるかもしれないと期待したりもしてます。
が、リズム講座だけでももんのすごい価値があると思ってる。
Van Van メンバー、本当に気さくな方ばかりなので、思い切って声をかけてみてください。英語でも日本語でも、伝えたい気持ちは伝わるし、それを一生懸命聞いてくれる人達です。

その翌日1日には、Samuel 曰く「クインテットによる演奏をするけれども、何時にどこでやるのか知らない。」とのことだったのですが、ボデギータの史郎さんにその話をしたら「東京Jazz 関連のでしょう?」とのこと。で、その話を知人にしたところ、「 これ ?」と。
確かに、それっぽい。
これは未確認情報ですが、これくさいなぁと睨んでます。
ただ、バイラブレな曲をやるのかどうか、私としては Jazz っぽいのやるのかと思っていたので、"スペシャルサルサバンド" って言われると、そうなのかなー?と疑問に思います。
内容はともあれ、ここで Samuel 率いる Van Van スペシャルユニットが演奏する確率は高いと思います。
確認することができたら、またお知らせします。

Asa fastoon

2006年08月24日 11:52


以前、Roberto Fonseca が日本人のアルバムに関わるとの噂を聞いたことがあったのですが、これだったのかな?と思うものに行き当たりました。
この Asa fastoon のオフィシャルサイト に、5月に発売されたアルバムについて、以下のように書いてありました。

「自身4枚目のオリジナルアルバムは、全12曲キューバレコーディング&ミックスの世界的超大作!
デビューアルバム『Felicidad!』に引き続き、ブエナビスタソシアルクラブでピアノを弾くロベルト・フォンセカが全曲プロデュース・アレンジを担当。
決して日本では表現することの出来ないキューバンミュージックに、「生と死」をテーマに書きあげられた美しい日本語が、「優しく」かつ「残酷」に心に響く究極のオリジナルアルバム『PERLA』。」

どうやら、デビューアルバムも Roberto Fonseca のプロデュース・アレンジのようですね。
ちょっと興味あり。
月末のライブでは、山北健一さんがパーカッションを担当する模様。

山北さんといえば、Banda mi Tierra 、10月に久っっ々のライブをするとのこと。
キューバンじゃないけどね、楽しいから好きなの。

最近のキューバ

2006年08月22日 05:21

Van Van のメンバーから聞いたのですが、Fidel が病欠の為、キューバではライブ等全て自粛しているらしいです。
Casa de la Música 等、全てクローズだと。

とのことだったのですが、今 EGREM のライブスケジュールのページを見たところ、ライブやってるみたいなんですけど。
しかも、先週の土曜日に Café Cantante "Mi Habana" で KLIMAX がやってる。
ここも Piloto かぶりつきが出来そうです。
音悪いというよりひどいけど、Piloto 様かぶりつきのためなら、行ってもいいかも。

たぶん、電話かメールでキューバにいる他のミュージシャンから聞いた話らしいので、自粛は Fidel が入院した直後のことだったのでしょうね。
ということで、キューバ情報は全て自分で確かめ直さなければいけないという見本でした。
ということで、実際に行ってみなきゃやってるかどうかわからないのだけれどもね。

絶対晴れるもんね

2006年08月20日 04:30

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ようやく雲が去りました。

こんな感じでした

2006年08月19日 18:27

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かなり楽しかった模様。
でも、演奏出来なかったのがすごく残念で、みんなしきりに明日のお天気を気にしてます。
なんど明日は晴れるよって言ったかわからない。

残念ながら

2006年08月19日 12:33

今日中止です。
悲しい。

メンバーは、これからバッティングセンターに向かいます。



そして私、、、

2006年08月19日 03:44

来てしまいました。
横浜で、満足できなかったのです。
アンコールの Esto te pone la cabeza mala 1曲だけでも大満足!ってくらい素晴らしかったのですが、たぶん、途中暑さのあまりメンバーに動揺があったのではないかと思う場面があった。
で、Van Van を聴かせて欲しい!と。

夜行バス、ぜんぜん辛くはなかったです。
ちゃんと眠れれば問題はなかったのですが、自分がしていることとこれからのことでかなり興奮していたらしく、合計2時間くらいしか眠れなかったので、非常に辛いです。。眠いの一言。

台風が心配。
メンバーもしきりに気にしていて、博多、今晩は雨が少なかったのですっかり台風は去ったものと思い込み、「明日は演奏できるね!」と喜ぶメンバーが多かった。
やっぱり私が考えてたように、彼らにとってファンの前で演奏できるってことがとても大きな喜びのようです。あらためて感動しちゃった。
が、今 TV 観たら、どうやら私たち、台風の目の中にいたらしい。
明日、ちょっとどうだろー?って感じかなぁ?
午前中の船は全部欠航らしいです。

メンバー自身が演奏することをとても楽しみにしているし、これまで頑張ってきた主催者の苦労もあるし、Van Van を楽しみにしているファンがいる。
是非とも晴れてメンバーにファンの前での演奏を楽しんでもらいたいし、私たちも楽しみたい。
てるてる坊主かなぁ???


Miguel "Angá" Díaz

2006年08月16日 07:38

キューバ No.1ともいわれたパーカッショニスト Angá は、8月9日、スペインのバルセロナ郊外にある自宅で、心臓発作のため亡くなったそうです。
当日の夜には Sintesis とのライブも予定されており、午前中に彼と話した友人によると、とても元気であったとのこと。
突然死。45歳、まだまだ早すぎます。とても残念。
これまで参加したアルバムやツアーは多岐に亘り、Afro Cuban All Stars 、Ruben Gonzales 、Cachaito その他の BVSC Presents 、IRAKERE 、Orishas 、Gonzalo Rubalcaba 、Chick Corea 、Herbie Hancock. 、Steve Coleman 、Roy Hargrove 、Tito Puente 、John Patitucci 、David Sanchez... など、名を上げればきりがない。トラディショナルなキューバ音楽から Jazz 、Reggue 、HipHop 、Funk 、また、アフリカのミュージシャンとのコラボレート、変わったところでは DJ Gilb-R とのジョイントで Jungle までやっている。

フィラデルフィアの新聞 Philly.com の Los Angeles Times の記者による署名記事にこれまでの彼と仕事をした Nick Gold 、Omar Sosa のコメントと彼の略歴が載っています。
cuba encuentro.com では Jazz Cubano のピアニスタ Hernán López Nusa が「Tata Guines の良き後継者である Angá の死により、その系譜の断絶(っていうか、途切れるっていうか、いったん途絶えてもその後の世代はいるのだろうけど、継続を壊してるって)である。」と語っていますが、他にいないのか?その他、Oscar Valdés やパリ在住アルゼンチンのピアニスト Minino Garay のコメントがあり、Jazz と Flamenco を融合させたことで有名なピアニスト Chano Domínguez は電話口に出られないほどショックを受けていると記してあります。
また、来日中の Van Van メンバーも、「彼の死による損失は大きい。」とのコメントを寄せてくれました。

Angá については、以前にもちょこっとご紹介したことがあるのですが、ここであらためて彼の略歴を。

Miguel "Angá" Díaz は本名を Miguel Aurelio Díaz Zayas といい、1961年 Pinal del Rio の Rumba が盛んな地区でサキソフォニスタの父と教会でコーラスの指導をするピアニスタの母の間、家ではいつも家族でセッションをするような環境に生まれた。
幼い頃よりパーカッションの才能を現し、父と同じく "Angá" と呼ばれるようになる。10歳より音楽学校に入学し本格的にパーカッションの勉強を始め、その4年後、奨学金を得て Habana の音楽学校 ENA に転入。
在学中よりレコーディングの仕事などを得、卒業後、在学中に結成したグループ Oput 13 でプロデビューし、以後9年同グループで活動。
Chucho Valdés より手に入れたキューバで初めてコンガを5本セットして演奏した Jorge “Niño” Alfonso のビデオで勉強し、87年より7年間、IRAKERE のメンバーとして活躍。

94年、独立してソロ活動に入り、彼のヒーローである Tata Guines と共に95年にこのアルバムで Egrem の年間最優秀アルバム賞を受賞した Pasaporte をリリース、結婚によりパリに移住。フランス国民となり、ヨーロッパとキューバをまたにかけた活動を開始。
北米やヨーロッパの数多くの大学で教鞭をとると同時に多くのミュージシャンと共演、96年には Roy Hargrove の Habana でグラミー賞受賞。

また、90年代後半は、Juan de Marcos の Afro-Cuban All Stars に参加。
その他、Steve Coleman 、Roy Hargrove 等の Jazz ミュージシャンや、Frank Emilio など著名なラテン音楽ミュージシャンのアルバムに参加。
99年には、2000年の Drum Magazine 年間最優秀パーカッションビデオ賞を受賞した Anga Mania! をリリース。
以前もご紹介した けど、Motion Films の "Anga Mania!" で試視聴できます。ここには Angá へのインタビューなどもあって面白いので、是非ご一読ください。
特に世間から Giovanni Hidalgo とライバル扱いされることについてのコメントで、パーカッショニストの系統などを述べているのがとても興味深い。

2000年には Rubén González のアルバムと世界ツアーに参加、Orishas 、Pascal Coulon など多岐に亘るジャンルのアルバムに参加。
2001年には Olrando "Cachaito" Lopez のアルバム Cachaito とその世界ツアーに参加。
これを観に行ったんだなー、私。このアルバム、めちゃくちゃかっこいいです。私の Jazz Cubano CD No.1かも。
その他、Ibrahim Ferrer 、 Ry Cooder & Manuel Galbán 、Omara Portuondo 、Guajiro Mirabal 等、BVSC presents のアルバムに参加すると共に、Omar Sosa の世界ツアーに参加。

2005年、自身のアルバム Echu Mingua をリリース。世界ツアー。
また、やはり昨年発売の Rumba のコンピレーションアルバム LA RUMBA ME LLAMA では若い頃からのヒーロー Tata Guines と共演している。

最後のライブは8月4日、バルセロナの sala Jamborre にて Más y Más で。
ほんと、残念です。


* 追記 *

彼のオフィシャルサイトは こちら 。ってことなんですが。。
Cachaito のもあって、彼のスケジュールがわかります。ヨーロッパののみかも?

おそらくヨーロッパに於ける Juan de Marcos 系のアーティストのエージェントであろうWorld Circuit サイトの Biography の方が詳しい。
Angá のページトップ
Cachaito のページ
Sierra Maestra のページ
他、Omara や ACAS 、BVSC のページなどもある。

アンガー

2006年08月14日 23:20

大変残念なのですが、亡くなったそうです。
外出中なので、帰宅したらちゃんと書きます。
TIM★CUBA の BBS で知りました。

いろいろ

2006年08月14日 13:04

で、ずっとおうちにいます。
名古屋大阪はこらえました。
きっと クバニータさん が熱烈な情熱を以って報告してくださることと思います。
大阪については、きっと TIM★CUBA でしっかりとした分析付き論評が読めることと思います。
アフターパーティねぇ、いいなー。
東京でも六本木でちょっとしたセッションがあったとの噂ですが、見逃してしまった。残念無念。
やっぱり、セッションとか聴くと、得した気分になりますよね。意外な人が意外な楽器で意外な曲を演奏するのを聴いちゃったり。

Van Van メンバーはプロですから、ちゃんとした音楽教育を受けている。だから、ピアノなんかは全員弾けると思います。たぶん。
そんな音楽的背景に迫ったインタビュー、見つけちゃいました。しかも、日本語。
この アイランドツアー 現地駐在のミネ君は、キューバに住み始めるとすぐにみるみるムシコのお友達が出来て、Van Van メンバーからは「チャンゴー」と呼ばれている。
インタビューも、お友達感覚なのでとてもざっくばらん、彼らの人柄を知ることも出来て、面白いです。
ミネ君は音楽的アイデアもたくさん持っていて、今後の展開が楽しみです。
でも、誤字多過ぎっ!
キューバに関するコラムは、私が知ってること感じていることと違ったりもしています。
私のキューバ行きはいつも B 社ですし。ごめんね。

Van Van の面々は、ただ今久々の長いオフで寛いで過ごしていると思いますってか、人によっては夜な夜な遊び歩くのか?
もしかしたら、リハーサルしたりしてるかも。

ああ、きうしう行きたい。

で、この Blog についてなのですが、キューバに行ってすぐにコメントスパムとトラックバックスパムがものすごくなってしまって、コメントやトラックバックがあったときのお知らせ先として登録していたメールは、すぐに容量がいっぱいになって使えなくなってしまう始末。
現在トラックバックは出来なくしてます。
ちゃんと数えてないけど、一時期は1日100〜200件のコメントが入っていたとみえ、現在 PHS につないでやっているひ弱なのろ〜いインターネット環境でせっせと削除してるのですが、まだ3月半ばまでも削除できてません。
禁止ワードなど登録して、今後コメント・スパムが減るように努力はしてるのですが、かなりお見苦しいことになっててごめんなさい。

そして新しい記事ですが、というか、キューバ滞在中のこと、時系列順にそのライブがあった日付で UP した方がいいのかなぁなどと考えたりもしていて、そうすると未だ書いてない分が後になってその日にぽっこり入っちゃったりするようになるわけで、気付かれずに終わってしまう記事もあることになっちゃうのかなぁなどと、いろいろ考えて、いつもいろいろ考えるだけで終わってしまう私としては、ちゃんと決めて UP しなきゃねと思ってはいるのですけれども、って、ダラダラと言い訳を書いている。
どうしましょうねぇ???


行きたし、きうしう。

よく考えたら

2006年08月11日 13:54

名古屋や大阪の方が音がいいかもって思いついて、いきなり検索始めた私。
16時過ぎにうちを出ても間に合うのよね。
Van Van 中毒?
イスラもきっと楽しいだろうけど、たぶん別物でしょうね。
う〜〜〜〜〜〜。。

安いときのエアカナダの早割りでキューバ往復2週間チケットが購入できるくらいかかるかも。。もうちょっとは少ないか。
キューバライブ三昧滞在費1か月分だな。
行っちゃいかんぞ、私!

Quiero más !

2006年08月11日 10:33


もっと Van Van を!
横浜公演、アンコールの Te pone la cabesa mala 最高でした!
「マイルが貯まってるんじゃないんですか?」という悪魔の一言が、、、きうしう行きたい。。

で、実は昨日、メンバーをどこか観光にと思って地図を見ていたら能楽堂があるのを発見。で、ご案内したいな〜と。
どう説明しようかと考えていたところ、うちに鼓があるのを思い出して持っていってみました。
結局能楽堂には行かず、ロビーを通りかかるメンバーにちょこちょこ鼓を取り出して見せていたのだけど、考えていたほどの興味を示してくれる人が少なかった。
ちょっとがっかりしていたのだけど、Samuel が鼓で遊んでくれて、元気回復。

tuzumi1


本当は紐をきちんと締めてあるものでもっと高い音が出るのだけど、軸を壊さない為に素人は紐を締めることはできないと説明もちゃんとしました。

で、その後下りてきた Juan Formell にも話してくれて、ライブ会場に出かけるために集まったメンバーの前で、もう一度紐解くことに。
Juan Formell は叩くことはしなかったものの、興味を示してくださって、「とても綺麗だ。」とおっしゃってくださいました。

tuzumi2


もう、大満足。
Edmundo さんに何年前のものなのか訊かれて「400年」と言ってしまったんだけど、後でよく考えたらたぶん250年とか300年くらいだったかも?忘れてしまった。
「大切にしなきゃね。」と言われましたが、もう叩く人も居らず、放置状態。
きちんと紐を締めて音程を高くして使うという説明に、「Bata と同じだね。」と。Bata の場合は革紐なんだけど。
Edmundo さんも Samuel も、叩きながら手元で紐を締めて音程を変えるのが面白かったようです。

お能の説明までちゃんと聞いてくれたのは、Pedro さんだけでした。。
「なんでこんなものを持っているのだ?」と言う問いに「母が叩いていたから。」と応えると、そこにいた人が一斉に「ムシコなのか?!」と腰を浮かしたのにはびっくり。 キューバのムシコは皆こういう感じ。ムシコに対する興味が大きい。


ライブが終わってから少しだけ Juan Formell とお話しする機会があって、以前から友人が知りたいといっていたことを訊いてみました。

● 何故設立以来一度もボンゴを使っていないのか?

ボンゴの音は必要ないから。
高い音はフルートとヴァイオリンが出すし、中音域はトロンボーンが3本ある。
ボンゴセーロはカンパナを叩くけれども、それは Samuel が叩いているから、それも不要である。

● 4弦より多いベースを弾くことはあるのか?

ない。常に4弦のベースだけだ。

● Timba を演奏するには、4弦より多い弦のベースが必要なのではないか?

そんなことはない。
ほら、バンバンは4弦しか使ってないでしょう?

とのことでした。

音域については、実はキューバ滞在中に Edmundo さんにインタビューをして、「何故トロンボーンが入ったのか?」というところで説明してもらいましたが、フルートとヴァイオリンの高音域とベースやパーカッションの低音域の間を埋めるものとして採用されたそうです。
「Juan に直接訊きなよ。」と言われたけど、恐れ多くて。。
今回思い切って上記のことをちょっと訊いてみましたが、私にわかるようにきちんと説明してくださいました。音楽的にもスペイン語的にも問題があるので、私。。

Juan Formell もそうですが、メンバーは皆気さくな人ばかりで、こちらが気後れさえしなければ、いろいろお話してくれます。

Edmundo さんへのインタビューは、その内 UP します。
日本語の原稿起こしも辛い作業だったのに、スペイン語でどーするんだろう、私。。。
私の質問内容もお粗末なので、あまり期待しないで下さい。


きうしう行きたい。。。

学割ですって

2006年08月10日 04:21

下のコメントに、今日のバンバンライブのエントランスが学割で半額になるとのお知らせが!

お問い合わせ
045-251-3392
oasislatinoまで

最強のライブバンド、バンバンのライブ、是非観ていただきたい!

Los Van Van 東京公演

2006年08月09日 07:53

予想通り Chapeando に始まり、Somos Cubanos で終わりましたね。
どちらも昨年の日本ツアーではやらなかった曲なので、大満足。
内容は、ちょっと少ないものの、キューバでのライブとほぼ同じ。
前回と同じ曲も多かったので、私としては聴きたい曲もたくさんあるので違う曲の方が良かったかもーと思ったりしますし、同じように思った方も他にいらしたかもしれないけど、La fanatica さんがコメントでご指摘のようにアレンジが変わってたりするので、そんな細かいところまで堪能する fanatica な方々にとっては、感涙ものだったのではないでしょうか?
実際、2曲目で涙ぐんでしまったと言う人もいましたし。
それは Van Van が目の前で演奏しているということに対してかもしれないけど。

去年「私は Van Van には興味ないから。」と言ってたお姉さんが CHAKALA を観るついでに Van Van を観て、「やっぱ、いいわ〜。」と言ってくれたので、鬼の首を取ったかのように喜んでしまった私。
そーなのよ、Van Van は、最強のライブバンドです。

群馬と東京で演目が違っていたそうですし、去年も各公演で少しずつ演目を替えていたようなので、もう、出来る限り行っちゃいたいところですね。
常々思っているのですが、LIVE は生もの。メンバーも演目も同じだったとしても、そのときどきで、全く別の顔が見えてきたりするものですし。

明日は横浜公演!

今日ですねー

2006年08月05日 03:40

群馬に行った友人から、何通かメールが着ました。
会場は Amadeo Roldán のようなコンサートホールで、観客は100人もいなかったのではないかと。
でも、Van Van はかなりぶっ飛ばして演奏してくれたようで、Juan Formell も数曲演奏し歌って、その後もコロで参加したり、楽しそうに踊ったりしてたそうです。踊る姿がかわいかったと。
でやっぱり Cucurucho はいなくて、Boris がピアノを弾いていたそうです。
兎に角友人が大感激していたのは、これまで聴いたことが無いほど長い Samuel のソロだそうです。
そうなのよー、Samuel かっこいいのよー!!!
これ聴いて、やっぱり東京Jazzにも行きたくなってしまったそうな。
っていうか、彼女、確認してないけど東京と横浜には必ず行くだろうし、もしかしてツアーしちゃう勢いのメールでした。クバニータさんのたび仲間となるか?

そうそう、アンコールは Te pone la cabesa mala だったそうです。
そうかー、アンコールがあるのかー。
聴きたいー、Te pone la cabesa mala 。
っていうか、友人、全ての曲のタイトルなどわかってるようで偉い。
私は、今書いたタイトルが正しいかどうかもわからん。
その友人によると、新曲が1曲あったそうな。
あとは、行ってからのお楽しみということで。

東京公演にいらっしゃる方、楽しみましょうねー。16時から。
まずは CHAKALA でぶりぶりっと。
CHAKALA はものすごいお薦めなので、まだご存知ない方も、是非是非16時からいらして!

Mezcla

2006年08月04日 14:11

「俺たちが作っているのは、トラディショナルな音楽と現代の音楽の融合なんだ。」
そう語っているのが Cotó です。
映画ミュージック・クバーナの予告編でのこと。先程、初めて 日本のオフィシャルサイト で日本版予告編を見ました。
まぁそれについては後日ということで、今語りたいのは、キューバ音楽、そして Van Van のこと。

キューバ音楽は、古くからあらゆる音楽をミックスして生み出されてきている。
トラディショナルと言われているキューバ音楽も、本を糺せばヨーロッパの宮廷音楽とアフリカのリズムをミックスして作られたもの。
そのミックスは現在も続けて行なわれている。

Los Van Van も、Danz&oacue;n や Son や Changui などのキューバ音楽と Rock や Jazz 、そして Reggueton までをもミックスして、Songo として変化し続けている。
今年行なわれたキューバ国内ツアーのライブ DVD と CD が、今年か来年発売される。
曲目の多くに、以前の Van Van のヒット曲のリアレンジが含まれる。
それにどんな意味があるのか、是非あなたの耳で確かめて欲しい。

リアレンジは、フルートの Jorge さんとキボードの Boris 。
昔の曲だなんて、全く思えないほど。
トラディショナルな Van Van と、現代の Van Van の融合。

お楽しみに♪

いよいよ今日から

2006年08月04日 14:05

Los Van Van の日本ツアー が始まりますね!
キューバ滞在中に書いてあった記事から、Van Van の Karl Marx ライブについて、先に UP しました。

そして、キューバでの最後のライブ後に書いた記事は以下の通り。

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7月2日、とうとう Van Van はヨーロッパに旅立ってしまいました。
前々日、前日には2日連続で Casa de la Música Habana と Macumba でライブ。
しばらく前からそうだったのだけど、Van Van まみれの日々が終わってしまう感傷に浸りながら、というより、たまにそんな思いが去来するライブ観賞。

2日とも Cucurucho はお休みで、どうやらドクターストップがかかってツアーには参加できないようです。日本もダメっぽい。
心配だし残念ですが、Boris のピアノもステキだし、最後の2日はフルートの Jorge さんの前にキーボードが置いてあって、Roberton や Mayito がピアノを弾いたりもしてたし、Galiano ではなんと、Mayito がピアノソロをしました。ほんの一瞬だったけど。
Mayito 、Roberton に促されてソロを弾いたのだけど、かなり照れてました。
そんなこんなを日本の皆さんにも楽しんでいただけるのではないかと。

Van Van まみれの日々と言っても、12月からキューバにいながら通い詰めたのは5月6月の2ヶ月間だけだったので、短期燃焼とでもいうのでしょうか。
とても贅沢だったと思います。Van Van が日常にあるって。
寂しいです。
例えば、夏が終わってしまった、、、っていうのと似ている気がします。
キューバでも日本でも、夏はこれからが本番なのですが。

メンバーとは、日本で会いましょうと言ってお別れした。


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残念ながら今日の群馬には行けないけど、明日は東京ライブ。
思いきり楽しみ!
日本の夏が、始まります!

Los Van Van en Teatro Karl Marx

2006年08月04日 13:12

そして本番。 Los Van Van en Teatro Karl Marx 。

Van Van が Teatro でライブをするのは1年に1回もないことで、ライブが近づくにつれ街では噂が飛び交い、チケットは発売と同時に完売。
友人がチケットを持っていなかったのでダフ屋さんから購入したのだけど、最近取締りが厳しいらしく、なかなかダフ屋は見つからない。
待つこと1時間以上、20時前くらいにやっと3枚のチケットを手に入れる。
2人の人から購入したのに、偶然同じ列。
値段は、元々10MN (1CUC =24MN )であるチケットは、最初に1枚余ったからと譲ってくれた人は5CUC で、ダフ屋さんは8CUC と言ったけど「同じ列で5CUC だった」と言って、5CUC にまけてもらった。

開演は20時半からかと思っていたら21時からで、終わるのは0時近いかもしれないということで、Teatro に併設されたカフェテリアで軽食を。
私は Teatro 内で販売しているサンドウィッチとコーラの1CUC セットの方が安いからってそれを購入したんだけど、どうしてもハンバーガーが食べたくなって、チーズバーガーを注文。
Kafe って名前だったと思うけど、そのカフェテリアは "こんなにキビキビ働く人をキューバで見たことがない!" って思っちゃうくらい、厨房の中の人もウエイターもウエイトレスも働き者。すごい!
同行のキューバ人も、彼らの働き振りが気に入ったとしきりに言っていた。彼女はオーストラリアーナの友人で初対面なんだけど、かなりの知的職業についている人なので、彼女自身は "働く" ということを知っているのだと思う。
で、しかも多くのカフェで1CUC するコーラも60センタボCUC だし、サンドウィッチなんかは2CUC 前後でチーズバーガーは2.55CUC と、とても良心的価格設定で、おいしい!お薦めです。
スパゲティやセットプレートもありました。

ロビーには顔見知りのスタッフが。
「どんな気分?今日のこのライブの為に、ずっとエンサヨしてきたでしょう?」と尋ねてみる。
「ひとつのライブだよ。来週は、4つもライブするんだ。」
「え!?!!」なんと、4つも!思いがけず情報を手に入れてしまった。

そして開幕! Chapeando 。
ブルーのバックライトに照らされたステージ。ひとり演奏しているピアノの Cucurucho に中るスポットライト。
うきー!

Los Van Van en Teatro Karl Marx


ライブは、あれだけエンサヨに通ったし DVD 収録ライブにも行ったのに、聴いたことのない曲もあった。
70年代、80年代、90年代、少し前まで演奏していた曲から今現在の曲まで、幅広くヒット曲を演奏。
かといって、たぶん以前のまま演奏しているのではない。アレンジをし直し、現在聴いても古さを感じさせず、生だからなのかなー?お勉強用に購入した昔の曲のコンピレーション CD とは全く違う迫力のものに仕上がってました。
若い子達も、生まれる前の曲であろう曲までも、歌っている。
Van Van が、誰もが知っているスタンダードでもあることがこれでわかる。

ステージは、たっぷり3時間弱。
途中、Roberton が観客に訊く。
「もう11時だ。疲れたか?」
「ノー!」
「まだ続けて欲しいか?」
「シー!」
「何時まで続けて欲しいんだ?1時か?2時か?3時か?」
「シー!」
「3時まで続けて欲しいのか?なんて奴らだ。」
3時までやってくれなかったけど。

後日 Vladimir から聞いたところによると、ライブは4時間分の曲が用意してあったけど、Teatro の都合で3時間に短縮してもらったそうだ。
そうなの。だって収録ライブのときやった曲で、やらなかったのがあるような。。
Van Van は、Musicos もスタッフも皆プロフェッショナルで、Teatro 側を煩わせるようなことは一切なく、仕事も完璧。
時間短縮についても、Juan Formell に事情を説明したところ、あっさりときっちり1時間短縮してくれたそうだ。
が、Teatro の従業員がプロではなかった。
ライブが始まったとたん、フロアで働く人はひとりもいなくなってしまったそうな。みんな歌って踊ってライブに夢中になってしまったそうだ。
そして、Vladimir と数人の裏方が、もんのすごい忙しいことになってしまったのだそうです。
Interactivo のときは、お仕舞いまでチェックが厳しくて、座席を持ってなかった私は最後までステージが観られなかったんだもんね。

やっぱり Van Van は特別。
以前キューバにいたときに聞いた言葉だけど、「そのときそのときで人気のあるグループはある。でも、Van Van はいつもいつでも頂点近くにいる。たまに Van Van を凌ぐ人気を誇るグループがあったとしても、いずれは去る。常にトップは Van Van だ。」
もちろんキューバ人の中にも Van Van を好まない人はいるし、踊らないキューバ人もいるし、私たち外国人が "キューバ音楽" と定義している音楽が好きではないキューバ人もいる。
でもやっぱり、Van Van は、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、多くのキューバ国民に愛されるキューバを代表するグループだ。
キューバ国旗を背負い、海外公演では、その国に住むキューバ人、そしてラテン・アメリカ人までをも励ます。

ふと我に返ると、私にとって、何でこんなに特別なんだろう?って思ったりする。
メンバーからファナティカ(熱狂的ファン)と呼ばれ、たぶんファナティカに近いものがあるんだろうなーと思ったりするけど、私が音楽的に大好きだった(過去形・・・しくしく。。)のは Bamboleo で、叫びまくっちゃうのは Piloto で、今とても揺さぶられるのは Rumberos de Cuba なのだ。
で、Jazz Cubano を聴くと、やっぱりキューバは Jazz よね、と思ったりするのだ。
Van Van は別格で、別のところにいるのだ。

ライブを観るまではそうではなかった。
CD で聴いたことがあっただけのときは、別に凄くいいと思ったりはしてなかったのだ。
好きな曲もあったけど。
Musicos ひとりひとりが放つオーラなのか?その集合体なのか?
貫禄なのかな?
観客を引き込む力が違う。

たぶん、キューバ人にとっても、Van Van は別格なのではないかと想像してます。
「好きなのは○○。」と言う人に「Van Van は?」と訊くと、「もちろん。」という応えがほぼ確実に返ってきます。
多くのキューバ人にとっては、Van Van が好きだってことは当たり前のことで、言わずもがなってとこなのか。
今の大家さんは「私は Van Van に興味ないわ。私は唯一の踊らないクバーナなの。」と言うけど。ゴシップはたくさん知ってます。こういう人も、けっこういるのではないかとも思う。

ライブには、Pupy や Changuito をはじめとする36年前の Van Van 設立時のメンバーや「Van Van のカンタンテと言えば Calvo に限る!」と言う人が未だにいる Pedrito Calvo 等の元メンバー、Pancho Amato 、ギターの Elmer Ferrer 、ラッパー2人組といったゲストも出演。
ラッパーは、エンサヨにもほぼ毎日来ていて自分達の出番をずっと待って出番が終わっても帰らなかったので暇な人たちなのかと思ってたんだけど、登場したら若い子たちがキャーキャー言ってたので、有名なユニットなのかもしれない。
DVD 収録ライブのときには出演したおじさんロック・ミュージシャンは、出演しませんでした。名前は聞いたことある人だったんだけど、忘れてしまった。すごく有名だそうだし、とても偉そうにしてました。
Calvo はやはりすっごい人気で、登場は客席から。スポットライトが当たって Calvo の登場が告げられると、観客は大騒ぎだし、Calvo もそれを良く心得ているといった堂々とした風格。
ちなみに大家さんによると Calvo には50人の子どもがいるそうで、ステージ近くにいた5-8歳くらいの女の子達を並べて踊らせて最後にチューさせてました。子どもとしてかわいいのか、女性としてかわいいのか、Calvo にとってどちらなんだろうって、ちょっと考えちゃいました。
いや、後日改めて訊いたら、Calvo の子どもは17人だそうです。

オーストラリアーナは、3時間が30分に感じられたそうで、ものすごい感激してました。
「Van Van のマイアミライブの DVD を持ってるの。演奏した曲も出演者も多くがかぶっているけど、あれと同じくらいか、あれを凌ぐほど素晴らしかったわ!」と。
そー言われてみればマイアミライブとかぶっているかも。
マイアミライブは、キューバからの亡命者で現政権を憎んでいるグループが Van Van を現在のキューバを象徴するものとして、また、Van Van のライブに行くことは金銭的に現政権を助けることになると、ライブに行きたがる人を脅迫したり、会場前でデモをしたり、それでも行きたい人達が顔を隠して入場したりっていうのもあったりして、ライブ前はとても騒然としていた。
でもライブはライブ。会場内はたぶんいつもと同じ Van Van のライブ。観客の楽しみ方も、演奏も。
プラス、シチュエーションがシチュエーションだったので、気迫がとてもあったと思う。

Van Van はいつも、自分達が望まれているのを知っている。
その期待に応えられることを知っている。
そして、人々の期待以上のものを返す。
プロフェッショナル。
そういうことなのかもしれない。

途中、Mayito が歌っている最中にタバコ休憩に入った私は、やっぱり Mayito ファンではないのであろう。
今回知り合ったもうひとりのオーストラリアーナは Manoloto ファンで、Manolito のライブでは全てを歌い全ての曲のキメを知り尽くしていたけど、私ってば Van Van はライブだけじゃなくてリハーサルにも通いながらキメなんて覚えていない行き当たりバッタリな奴で、ファンとして足りないものがあるんだろうなーと思ったり。
後ろの方から観客がステージに向ける歓喜のパワーを観ると、また別のものが見えてくる。
眩い光の中にいる Van Van は、やはり観客にものすごいパワーを向けている。
お互いの相乗効果。
お互いに受け取り、貰っているものがある。
パワーの源は、相手から与えられたもの。

Casa de la Música で外国人や25CUC のエントランスが支払えるキューバ人の歓喜とは、またちょっと違う。
もちろん、Van Van が大好きで大好きでキューバで Van Van を観ることを大きな喜びとしている外国人も多い。
運良く Casa de la Música に入ることが出来る Van Van ファンのキューバ人もいる。
Teatro でも Casa de la Música でも、観客は皆 Van Van を欲している。
どこがどう違うのだろう?
Teatro の観客は、Van Van が自分達のものであることを知っている。そんな感じがした。

Van Van は、Teatro の観客5000人、そして Santiago de Cuba の広場のライブに集まったという27万人、Malecon ライブに集まる100万人の歓喜のパワーに応えるだけのパワーを持っているのだ。

つらつらと書いていたらいつの間にか1週間近く経ち、明日は Casa de la Música 、明後日は4日に雨で中止になった Tribuna での Malecon ライブ。
4つのライブがあると言われたけど、1つはお医者さんの為のクローズドのライブで、今日あるはずだった Tropical のライブは何故だか知らないけど中止になりました。
Tropical は、行きたいけど怖いし、怖いけど行きたいし、で、とても迷っていたので、中止になって良かった。
爪をキューバ国旗カラーに染めて、行ってきます。
Teatro に飾られた大きなキューバ国旗は、Malecon でもバックに飾られます。

Los Van Van 撮影ライブ

2006年08月04日 13:05

一足お先に Van Van の Teatro Karl Marx ライブの撮影ライブに行ってきました。
本番は17日なのですが、DVD 制作の為か TV の為かよくわからないんだけど、接写する為のカメラが数台入ってました。
撮影チームの中には、映画 Popural ! を撮影した Emilio も。
招待してくれたのは Karl Marx に勤める友人。2月からずっと「あるぞあるぞ」と言われていて、待ちに待った日です。
が、12日の16時からと聞いていたのですが、日時が変更になって、13日。っていうか、それ以前に3月だとか、4月だとか、6月16日だとか、いろいろ変更になってたんですけど。
Edmundo さんに14時からだと言われて14時前に行ったのですが、なんか、Musicos の集合時間だったようで。。
でもお蔭様で、Juan Formell 御大に日本のファンへのメッセージをいただけました。
「ごきげんよう」ってだけなんだけど。。メッセージってほどのものではなかった。
画像を後日 UP しますねー。日本に帰って、誰かがスキャナーで読み取ってくれたら。

Musicos は同じ服を用意してくるように言われてました。
15時前からリハーサルが始まり、30分弱。
その後 Musicos が着替えたり軽食を食べたり。
ずっと病欠だった Cucurucho 待ちで開始時間が遅れ、ライブ開始は18時前。
休憩時間にバッタリ会って、「もう良くなったの?」と訊いたら「良くなったよ。」とのお返事だったんだけど、Musicos の奥様方の噂話によると、「ちょっと心配。」とのことでした。
Cucurucho が Karl Marx での2日間のリハーサルに来てたのかどうかは不明。
行っていいのかどうかわからなくて、でも、Edmundo さんにそれを確認するのもずうずうしいかもと思って訊けずにいて、行かなかったのですが、カメラを貸してもらいたくて電話したら、「どうしてリハーサルに来なかったんだ?」と訊かれたので、行って良かったらしいです。残念無念。。
何がどうずうずうしくてどこまでがずうずうしくないんだか、ぜんぜんわからない。私がしていることの基準もわからない。

Edmundo さんがカメラを貸してくれたので写真撮影は出来たのですが、観客の為のライブではないので、前の方の席は空けておかなくてはならなかったので、けっこう遠かった。
実際のライブのときはどこら辺に座れるかわからないので、もっと遠いかもしれないし、よしとしよう。
でも凍えそうに寒い中待ち続けたので、なんと、指先の感覚がなくなってしまって、シャッターを押しているのかどうかも感じない。ぜんぜん違うところ押してしまったり。
親指でシャッター切ったりしてました。
感覚がなくなっている割に、ものすごく冷たいってわけではなかったようにも思うので、もしかしたら貧血かも?

ステージには巨大なキューバ国旗がバックに。
Van Van は、キューバ国旗が似合う。
Van Van ほどキューバ国旗が似合うグループが他にあるだろうか?
そんな感慨に耽りながら、ステージを見つめる。

取り敢えず、ところどころで多少の中断はあったものの、ほぼぶっ通しで20時半くらいまでライブは続きました。
で、ごめんなさい。 Calvo は来ませんでした。
でも、他のカンタンテがふたり、内ひとりは Mario というのですが、私には誰だかわからなかった。
そして、Changuito が来た!が、あまり良くなかった。残念。
昔のヴィオリニスタ3人が並んで弾いているのを観て知ったけど、Pedro さんの弾きながら踊る姿は、彼らが作ったスタイルのよう。おじさんだったりおじいさんだったりするんだけど、とても楽しそうに踊りながら弾いてました。

で、私が「新曲なのかしらー?」って思ってた曲は、みんな昔の曲で70年代だったり80年代だったりとかの曲であることが、Juan Formell の MC によって判明。
今日、94年に作られた結成25周年記念のコレクションアルバム2枚買ってきましたよ、お勉強と思って。
それらの CD には、このところやっているメドレーやリハーサルで聴いて新曲かと思った曲のタイトルがあったので。
聴いてみたら今の演奏とぜんぜん違っていて Suave 、夜だったので小さな音で聴いてたかもしれないんだけど、飽きちゃって途中までしか聴けませんでした。

この日は観客無しとのことだったのだけど、Musicos の家族や関係者、その他に日本でもいるけどたぶん撮影用のサクラと思われる人々が一部の席に固められて踊りまくってた。
と思ったんだけど、休憩時間にロビーに出てみると、なんだかハイソな雰囲気の方々が大勢集っていた。
よくよく見ると、ギャラリーのように写真が飾られていて、Van Van のハウスリミックスを DJ がプレイしている。
大型スクリーンには、Van Van 国内ツアーの写真が映し出されている。
あれー?いったい何なんだ?この世界。
で、みんなインヴィテーションカードを持っているのよね。
私は裏から入ったので、表がどうなっていたか知らなかった。
Ron とコーラが無料で何杯でも飲めて、レセプションといった感じ。

写真はすべて Iván Soca Pascual という人のもので、LA GIRA 2006 のポスターの写真の人。
1月からキューバ国内14ヶ所で行なわれたこのツアーは、Santiago de Cuba ではこれまでの公式観客動員記録を打ち破り、27万人が集まったそうです。
そのライブは、私が Santiago de Cuba を去った翌日に行なわれるとラジオで広報されていて、周りの誰もが「絶対行く!!」と張り切っていたもの。
ラジオで広報されたにもかかわらず、滞在を1日のばそうか悩んで Santiago de Cuba から Edmundo さんに確認の電話を入れたら、「来週だよー。」みたいな感じで、デマだったんだか間違いだったんだか変更になったんだかはわからないけど。

私も Van Van の写真は山ほど撮ってるけど、やっぱりプロは違うなー、、と深く思いました。
Van Van のメンバーは、誰もがその楽器の才能の持ち主であって、才能に裏打ちされた自信によるものなのか、みんなとてもフォトジェニック。
でも、そのいちばんいい瞬間を捉えるのはカメラマン。
私のとは比べ物にならないステキな写真が並んでました。
そして、美しい白黒写真の中に1枚だけ、今回のツアーポスターの為に撮られたカラー写真。キューバ国旗をバックにした Juan Formell のマイク。
この写真が、今回のツアーを物語っています。

時差呆け

2006年08月03日 04:18

どころではなく、日付呆けしてましたの゜
夕方に、あれ?今日って木曜日ですよね??って訊いたら、いいえ。水曜日です。って言われたです゛

「明日」とか「明後日」とか、みんな勘違いです。
ごめんなさ〜い!

Los Van Van 来日!明日ね。

2006年08月01日 23:14

Los Van Van 明日来日です!

明後日には群馬ライブ。
前回と同じくライブハウスでするのかと思いきや、どこかのホールでするのですね。
もしかして着席だったりするのでしょうか?
ああ、行きたい。
行くのでしょうか?私。

そして、明々後日は東京ライブ。
今回は、16:30からのさやかちんの CHAKALA に始まり、在日ペルー人を中心とするらしい CONQUISTANDO 、ルイスの TROPICANTE と、オープニングアクトが華やか。
超お得なライブになりますね。
全てを楽しまなきゃ。
CONQUISTANDO は知らないのですが、CHAKALA も TROPICANTE も大好きなので、とても楽しみです。
CONQUISTANDO もかなりの大所帯で、想像するにロマンティカ系の Salsa なのかな?楽しみです。
こちらはもう、何が何でも行きます。

うっきー!

ただいま!

2006年08月01日 23:13

土曜日に帰国しました。
忘れないうちに、キューバでいったあれこれのライブ感想文、UP しますね。
お楽しみに。

友人から言われたのですが、キューバからの UP があまりなかったから、失望した人、ご心配くださった方、いろいろいらしたとか。
"次回" があれば、そのときはまめに UP できる状態になりたいと思います。
ごめんなさい。


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