2008年05月07日 07:52
先日ご紹介した Arsenio Rodríguez の "El Arma de Cuba" の曲目リストにあった Pregón って何?と思って調べてみた。
どうやらスペイン語圏の文化の一つである "物売りの歌" のことらしい。
中でも有名なのは、"南京豆売り" = "El Manicero" 。あの "マーーニーーーーーー”ってやつですね。
日本でも、石焼いもや竿竹屋さん、金魚屋さんなどあるよね。お豆腐屋さんのチャルメラや、夜鳴きそば、あんな風に移動しながら町を回って物を売る人たちの掛け声が歌になったということ。
そういえば、歌を流しながら来るお魚屋さんもいたなぁ。。もう数年前のことだけど、道端に砥ぎ屋さんが座っているのを発見してあわてて包丁を持っていったけど、「もう店じまい」と言って去ってしまったことがある。子どもの頃のことを思い返すと、砥ぎ屋さんには Pregón はなくていきなり道端に座って店開き、それを近所のおばさんたちの情報網で広報されるって感じだったような気がする。愛想なさ過ぎ。数年前に風鈴屋さんを見かけたけど、風鈴屋さんは Pregón いらないね。Pregón なくても、超賑やか。(ちなみに下町じゃなくて東京の山の手住まいです。)あと、何があるかしら?
Pregón については、"Panchitoのラテン音楽ワールド" に詳しく書いてありました。
また、ペルーでは Pregó は Música Afroperuana とか Música Negra に分類されるもののようで、数々の戦争により現在はペルー人口の1%に満たなくなってしまった黒人による音楽だそうです。
ブラジルにも Pregón がある模様。
確か ボンさん が "やきいもの歌
これは Amazon.co.jp のカスタマーレビューによると、キューバの Los Compadres が日本に長期滞在した折に「耳にした石焼きイモ屋の売り声がキューバのスタンダード「南京豆売り」とソックリなのに感銘して、帰国後、吹き込んだもの。」なのだそうです。
元のタイトルは Boniato Asado なのだそう。Boniato っておイモの一種、Asado は焼いたものってことなので、「焼き芋」だよね。「イラッサイマセ イラッサイマセ」とか「ドモアリガト ドモアリガト」とか、日本語で歌っている。「マチジュウドコデモ (ヤキイモ)」らしい。歌詞にある「ナカメグロ」、改札を出たところで石焼いも売ってたなー。まさかこの歌が作られた1970年代半ばから同じ人が売っているのか?赤坂のレストランで演奏してたらしいけど、生活圏は日比谷線だったのか?って感じの地名の羅列。面白い。ちなみに Cafe de Machiko というブログでで歌詞を見つけたけど、このページ音がします。
そしてこの "やきいもの歌" をフィーチャーした ポンキッキーズ21のやきいもの歌のページ と "やきいもの歌" 誕生話 と アニメーション制作について 書いた "美術Pは見た!" も見つけました。

コメント
ボン 大塚 | URL | aYDccP8M
はい、ロス・コンパドレスは一口メモで取り上げた
ことが、でもやきいもの歌に関しては直近では
ピカンテ氏がラテン音楽空間にアップしたものに
コメントで何か記入した覚えがありです。また
旧くは山口誠治氏のサムライ・ラティーノや
モフォンゴ伊藤氏の本サイトの掲示板の方で
質問して教示を受けたこともありですね。
視聴率からみて、もっとも聴かれたキューバ音楽と
いえるかもと尋ねたような、懐かしい感じですねえ。
( 2008年05月07日 10:04 [編集] )
mofongo | URL | N3iDOF2w
"♪〜Pastelillos, calientitos, bacalaitos, acaplitos〜♪
この間、サンファンの海岸でごろごろしてた時聴いたプレゴンです。スナック売りの兄ちゃん、かっこよかったです。3拍+3拍+3拍+4拍の繰り返し。ずっとドの音で最後がソにあがって終わるメロ。
韻も踏んでて、素晴らしい。
"♪〜Hay Agua fresca bebida〜♪
こんなのも採集しました。これは短いけど、韻が踏んであってテンポが良い感じ。
やっぱ「やきいもー」に反応するのはプレゴンに慣れてる彼らならでは、で楽しいですね。
( 2008年05月07日 13:01 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
◆ ボンさん
そうなんですね。
日本で最も聴かれたキューバ音楽、何なんでしょうね?
Samurai Latino の BBS は新しくなって古いスレッドがなくなってましたし、mofongo さんの BBS は、結構探したのですが、その話題は見つけられませんでした。以前見たときほとんどプエルトリコ旅行の話題ばかりだったようなのでチェックしてなかったのですが、音楽やキューバの話題もたくさんあって面白かったです。
◆ mofongo さん
韻を踏むのは重要ですよね。
いいですね〜♪ ビーチでごろごろしながら聴く Pregon 。想像すると、ちょっと脳みそが旅に出てしまう。。
キューバの Pastel は甘いお菓子で、お魚のって食べたことないです。
acaplitos って、どういう意味ですか?アカプルコ風とか???
キューバでは、私は Vedado に住んでいたし16階だったし、生活の中ではほとんど Pregón を聞いていないのですよ、残念ながら。Malecón で涼んでいるときの「Ma-ní---,Maní, Maní" くらいかな。たまにレフレスコ屋さんやアイスキャンディ屋さんが来ても、ご近所の噂で「今××の角にいるわよー」って聞いて行くって感じで。
Centro Habana や Habana Vieja では、物売りが盛んみたいで、「2階3階から籠を降ろしてお買い物」って光景は見ました。
Santiago de cuba でも、毎日パン屋さんとか来てました。が、何て言ってたっけなー?写真撮ってたら、パンくれました。果物とか野菜とか、馬車で売りに回ってたりもします。
日本にしろキューバにしろ、やっぱり昔ながらのとか下町のものって感じがしますね。
プエルトリコはもっと都会で、籠を降ろしてお買い物とか馬車とか、あり得ないでしょうけど。
Pregón って、生活に根ざした感じがして、味がありますね。
なんか、世界中に Pregón があるような気がしてきた。きっとあるに違いない。
( 2008年05月07日 15:39 [編集] )
noritops | URL | -
おもしろいおもしろい~。
ヤキイモ題材の歌なんてあるんだね!
歌詞、是非チェックしよう。
mofongoさんの、pastelillos・・・、
3拍子で言えるとスペイン語っぽくていいなあ。
(日本語的に言うと4つになっちゃいそう。)
hay agua fresca bebida〜♪
は、なんかキューバでも聞いた気がして、
懐かしい感じ。
( 2008年05月07日 15:42 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
私も mofongo さんがお書きになった "♪〜Pastelillos, calientitos, bacalaitos, acaplitos〜♪ " を何度もやってみたわ〜。
最後の acaplitos〜 の4拍、3拍目の "ト〜" からがソなのか "トォ〜" の4拍目 "ォ〜" がソなのかいろいろ試してみたり。
1オクターブじゃなくてソまでしか上がらないのも興味深いし、日本のは短調だけどキューバだと長調なのねーとか。短調長調じゃなくて、"何とか音階" って(和音階?何だっけー?)感じなのかなぁ?
"やきいもの歌" も、ああいうのに目をつける辺り、とてもキューバ人っぽいなぁと。
六本木でレッスンなさってた Villa 先生が「ドンドンドン、ドンキー」と歌ってたり、Los Van Van メンバーが「ラッサイマセー、ラッサイマセー」と言って遊んでいたこと、思い出します。
彼ら、耳につく音で遊びますねー。
( 2008年05月07日 17:25 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
そうそう、この冬は聞かなかった気がするけど、灯油屋さんが「雪やこんこん霰やこんこ」って歌を流してました。
でもこれは昔ながらのものじゃないわよね。
江戸時代は天秤棒担いだ物売りや、富山の薬売りとか、いろんな流しの物売りがいただろうし、いらない物買い取る人も回っていたらしいから、きっといろんな Pregón があったのでしょうね。
( 2008年05月07日 17:39 [編集] )
noritops | URL | -
八百屋さんが言ってる安いよ安いよとか、
魚河岸のにーさんたちが叫んでることなんかも
おもしろく聞こえそう。
バナナのたたき売りの発祥と言われる九州(小倉だっけか?)で、、バナナのたたき売り口上のコンテストが毎年開催されているようだけど。
ああいうのも、口上が文化だって認識されてる証だよね。
( 2008年05月08日 15:02 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
上野のアメ横とかね。
バナナの叩き売りの口上は面白いよね。とは言え、とらさんくらいしか知らないけど。
やっぱり、人々の生活の中から生まれたものって、面白いよね。
消えて失なわれてしまう前に文化として認められるのは、大切だね。
( 2008年05月08日 17:12 [編集] )
mofongo | URL | N3iDOF2w
日本の物売り歌も面白いですよねー。
あと最近廃品回収の軽トラックが良いのをやってたのがありました。無駄な事言わないで、リズミックなやつ、それもテープじゃなくてマイク。
ちょっと、ヒップホップなリズム感だったのでどんな兄ちゃんか見たかった。
人間って、こうことやる本能があるのかなあ。
( 2008年05月09日 12:46 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
いいなー、それ。
拡声器(?)を通した音ってなんだかとても平穏な生活の邪魔をされてる気がしたりするけど、そんなのだったら聞いてみたいです。その方が、やってる方も楽しいでしょうね。
こういうことやる本能、あるのかもしれませんね。
リズムも、調子も、口上も、旋律も、踊りも、どの国にも昔から伝わっているものがありますよね。たぶん。
DNA に組み込まれたものがあるのかもしれない。きっとみんな身の内に持ってるんですねー。
( 2008年05月09日 21:05 [編集] )
はぽねさ@大阪 | URL | -
なんか、楽しいですね。
10年くらい前?
一時 はやった 日本の 団子3兄弟 って
歌が 出た後 スベイン語で
歌う団子3兄弟 が 二匹目のどじょう
で 出たそうです。
( 2008年05月13日 21:34 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
へ〜、聴いてみたい。面白そう。
スペイン語ネイティブには日本語が面白く聞こえるみたいだけど、私達にはスペイン語が面白く聞こえますもんね。
どんな風に訳したのかも知りたいし。
これも、タンゴのだんご3兄弟に続けてソンで二匹目のどじょうを狙ったのでしょうね。
( 2008年05月14日 03:29 [編集] )
macomoco | URL | mQop/nM.
はぽねさ@大阪さん
ごめんなさい。申し訳ございませんが、コメント削除させていただきました。
> 私は Casa に滞在していた時に 8階のアパートでも
> 停電時 エレベーターが止まり ひーこら 言っていました。。。
とのこと、そーですねー、私も8階に泊まったことありますが、そこはエレベーターの故障が多く、階段は窓もなく狭い階段だったので、暗くてじめじめして蒸し暑く、かなり辛かったです。
でも私が長期滞在していた頃は、ほとんど停電もなく、また、キューバ滞在中に足腰が強くなったようで、倍くらいの階までもそれほど辛くなく登れるようになっちゃってました。
停電したら外出しないとかね。そーいうこともしました。。
( 2008年05月16日 21:47 [編集] )
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