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2009/09/21 (Mon)
 Paz sin Fronteras



キューバの革命広場できっと今頃(書いていた時点で)開催されているであろう Concierto para la Paz sin Frontera 、一部ではけっこう話題になっています。

Logo Paz


そもそもこの Paz sin Fronteras(国境なき平和)というのは、2008年3月16日、コロンビアが反政府組織(ゲリラ)FARC の拠点の一つと目されているエクアドルの村に国境を越えて進軍したことをエクアドル政府から「侵略行為である」と非難された上ベネズエラのチャベスに罵られたことで3国間の緊張が高まった際に、Juanes 、Arejandro Sanz 、先日来日した Juan Luis Guerra をはじめとするラテン音楽界のスターがコロンビアとベネズエラの国境に架かる橋の上で大きなコンサートを催したことが始まり。
このプロジェクトの中心人物である Juanes はご存知の方も多いでしょうが、コロンビア人でラテン・ロックの大スター。中南米のみならずスペインでも大人気で、ディスコテカでもかかりまくりでスペイン人狂喜乱舞。ちょっと日本進出には失敗してしまったみたいなんだけど、日本にも熱烈なファンががいたりする。
このとき模様がいくつか YouTube にあるのだけど、この Juanes の語りかけがけっこう感動的。
「こうして一緒に集ったここには政治的違いはない、階級はない、出身の違いはない、宗教の違いもない。私たちは、ひとつだ。兄弟だ。」
なんか、そんな突飛なことを言ってるわけじゃないけど。

そして今回が第2回目。このコンサートについては、日本でもニュースになったそうです。何故かというと、、マイアミの一部の亡命キューバ人が怒りまくっているからですね。どうやら共同通信社が配信したニュースを、多くのメディアがとりあげたから。例えば 徳島新聞 とか。どこも共同通信の配信した同じ記事でした。

ちょっと調べてみたのだけど、どうやらこの第2回をキューバで開催するということは第1回のときに既に決めていたようです。
折しも今年は Change の年。「考え方を変える時だ」と。

Juanes はまずマイアミ音楽界の大物であるグロリア・エステファンのだんな様であるところのエミリオ・エステファンに話を持っていったそうな。「エミリオはキューバには行かない。彼には彼のイデオロギーがあって、僕はそれを尊重するよ。」と Juanes 。
で、ヒラリー・クリントンにも、米国ミュージシャンの参加を許可してくれるようにお願いして、快諾を得た。
だけれども、マイアミの一部の亡命キューバ人が激怒して、Juanes の CD を金槌で叩き壊したり、彼のヒットソングに象徴される黒シャツ(Camisa negra)を燃やしたりという抗議活動をして、「今後マイアミでライブしても行かない!」宣言。現在マイアミとコロンビアの両方に住居を持つ Juanes は、家族にも危険が及びそうな脅迫を受けたりしたらしい。
そうしたアンチカストロ主義者による「彼は "自由" の名のもとに歌うのであって、彼が言うような "平和の" ではない。」という非難に対し Juanes は、「平和とは完全なる自由であり、自由のない平和はありえない。」とコメントしたそうです。
マイアミ勢力はまた、そのコンサートに Silvio Rodrigues が出るのが気に入らないのだけれども、Silvio は中南米の民衆のヒーローであって、Juanes は「6-7歳の頃から Silvio の大ファンなんだ。」と言っていて、もしかしたら Silvio がいるってのが、キューバでコンサートをするってことの大きな理由なんじゃないかと思ったりして。Silvio は革命賛歌をたくさん歌っていて、のちに革命政権に懐疑的になるんだけど、議員に立候補せざるを得なくなって今は革命政府の議員さんだしねー、マイアミ勢力は気に入らないでしょうね。
何がどう正しいとかは別として、マイアミ勢力は現政権が憎いわけで、その政権下での活動を快く思わないってのはわかる。それ故の行動は、過激だなーって思うし、プラヤ・ヒロン事件の頃から全く変わらないんだなって感じ。それに、「憎い」から先に進めなくて、「倒す」ことしか考えていないから、ガンジーとかキング牧師とか、そういった人たちがとってきた方法を発想することすらできないのだと思う。

Juanes よりもプエルトリコ人(米国人)の Danny Rivera や Olga Tañón の方がもっと問題なんじゃないかと思うんだけどねぇ。。

Paz sin Fronteras


そんなこんなで、キューバサイドは大歓迎ムード。全ての新聞でいくつも記事を掲載しているし、Juventud Rebelde では こんなサイト まで作っちゃってる。すっごく特別扱いな感じ。
それぞれの写真をクリックすると、そのアーティストの説明文が表示される。何故か名前の横には生まれ星座が。。
そして TwitterWeb site を駆使して実況中継。いやはや。。Facebook もあるんだけどお友達にならないと内容が見られなくて、お友達申請しようかどうか、、今からしても、実況中継は間に合わないしね。。。

キューバ本国ではもちろんのこと、Cubavision intelnacional でも生放送。
観ようと思って頑張ったんだけど、回線が混んでいてなかなか繋がらないし、繋がってもとぎれとぎれの音声だけで映像が見えなかったり。たぶん多くのラテンの方々が、観てるのでしょう。
Juanes が「ここでコンサートできて凄くうれしいよ。」とか語ってる言葉がとぎれとぎれに聞こえて、一瞬だけ顔が見えた!!!
「この歌を平和のために歌います。」ってとこだけ、ちゃんと続けて聞こえたわー。凄い。
Orishas とか Los Van Van が観たいんだけどなー。。ああ、大観衆と「Tengo camisa negra…」って歌ってるの、とぎれとぎれに聴こえたし見えたわー。
ずっと(たぶん)画面が観えなかったのに Juanes になって急に見えて聞こえるようになったのは、Cubavision が頑張ってるってことかなー?全世界に中継するってのが、コンサートをする条件のひとつとしてキューバ政府に申し入れたことだし。
って、いろいろ苦労して観てたのですが、NBC Miami でも観られることを、今(書いてた時点)知りました。画面は小さいけど、とぎれとぎれじゃなくてちゃんと見られるし聞こえる。

プログラムは、以下のとおり発表されていたのですが、多少変更があったようで。。
2:00 a 2:30 PM Olga Tañón (プエルトリコ)
2:35 a 2:45 PM X Alfonso (キューバ)
2:50 a 3:02 PM Danny Rivera Méndez (プエルトリコ)
3:07 a 3:17 PM Juan Fernando Velasco (エクアドル)
3:22 a 3:32 PM Amaury Pérez (キューバ)
3:37 a 3:49 PM Víctor Manuel (スペイン)
3:54 a 4:19 PM Miguel Bosé (スペイン(パナマ出身))
4:24 a 4:34 PM Jovannotti (イタリア)
4:39 a 4:49 PM Cucu Diamante y Yerba Buena (米国(ベネズエラ&キューバ))
4:54 a 5:29 PM Juanes (コロンビア)
5:34 a 5:49 PM Silvio Rodríguez (キューバ)
5:54 a 6:06 PM Luis Eduardo Aute (スペイン)
6:11 a 6:21 PM Carlos Varela (キューバ)
6:26 a 6:36 PM Orishas (在外キューバ)
6:41 a 7:11 PM Los Van Van (キューバ)

トリの Los Van Van は全員このプロジェクトのイメージカラーである白い衣装で登場し(とはいえ Juan のズボンはベージュだったし Lele の帽子はグレーでしたが。っていうか、その前の Carlos Varela は Tengo una camisa BRANCA(白いシャツ1つ持ってるよ)って書いた黒いTシャツだったし。。いかにも。。。)、Juventud Rebelde にあるように、Pastorita tiene guararei, La Candela, Aquí se baila como quiera のメドレーに続けて ¡Muévete! を演奏しました。Alexander Abreu がスペシャルゲスト。なのですが、たぶんエレクトリック・チェロがいて、もしかしたら新メンバーかも?!さっそく問い合わせました。
これらの2曲(と言うのかな?)では Juan Formell がベースを弾き歌ってもいたのですが、Muévete の最中に "Ya se hizo!ya se hizo el concierto por la Paz!(やったぞ!もう、国境なき平和のコンサートをやったぞ!)" と、なんて言うのかなー、、怒鳴る叫ぶ喚く、、違うなー、気を吐く、そうね、気を吐きまして、何が起こっちゃったの?!とビックリしたと共に、こんなことしちゃってマイアミ勢の反感を買うんじゃないかとちょっと心配になっちゃいました。聞き取れなかったんだけど、その前に "Duélale a quien le duela" って言ってたらしいから、尚更まずいんじゃないかと。。訳に自信がないので、書きませんが。
そしてこのコンサートの出演者全員がステージに上がっての大団円。と思ったら、その後に何故か Chan Chan 。Buena Vista Social Club 以来キューバのイメージソングになっちゃったのかしらー?まぁ Orishas もいるしねぇ。。
Los Van Van の Chan Chan は、かっこよかったですー!フルートの Lele による電子ソプラノサックスと Alexander Abreu のトランペットのソロがまたかっこよくてねー。で、出演者ほぼ全員がマイクを回して一節ずつソネオして。Orishas が滅茶苦茶かっこよかった!!!

Paz sin Fronteras en la Plaza de la Revorcion

Juventud Rebelde の写真集 より。たぶん、115万人以上いるらしい。こんな凄いの、見たことない。
Granma の写真集Granma internacional の写真集 。どちらにも記事がいっぱい!

Juanes がキューバに来るということについて Habana の人にインタビューした映像が YouTube にあります。「うれしい!」「観た~い!」と言う人が多いのですが、「嫌い」とか「興味ない」と言う人もいるし、「行かない」と言う人も。以前書いたように、こういう広場でのコンサートに行くことは、しない人もたくさんいます。このコンサートが Paz sin Fronteras であり意義のあることだということに言及する人は、少数で、年齢のいった人たちです。
前日には Juanes などのリハーサルが現地で行われ、多くの敏い人々が見学に来てたんだけど、当日はあまり朝っぱらから集まらないようにとのアナウンスがあったり。とにかくキューバでは大騒ぎだったようです。昨日までは Juanes のインタビューも含めたこのニュース映像が観られたのだけど、今日は無くなってしまっていた。マイアミで CD 破壊してる映像やオバマがこのコンサートについてインタビューに答えているところもあったんだけど。
当日は気温が35度もあったそうですが、この人いきれ、倒れた人もいるのでは?っていうか、4時間以上に及んだコンサート、トイレは、、、行きたくなってもここから抜けるのすら大変でしょうね。

現在 Paz Sin Fronteras - EN VIVO でこのコンサートの模様を観ることができます。
いやぁ、Olga Tañón ってねーさん、かっこいいね。「ここに来る途中、空港で会った女性にお父さんへの伝言を頼まれたわ。もう20年も会っていない。」って言ったときには、ホントか?と思いつつ、泣きそうになっちゃいました。
そして今 X Alfonso を観ているのですが、スペイン語の Revolción ではなく英語で Revolution と歌っていて、そうするとレボルーチョンになっちゃうのね。なんか、、、そーよね、って思いました。スペイン語の人って「シ」の発音ができなくて、タケシがタケチになっちゃうのよね。Gracias はちゃんとグラシアなのに。。どうしてだろうね?

交代の時間が短すぎて、カラオケ?!って思ったんだけど、自分のグループを連れてきていない人のバック・ミュージシャンはみんな同じみたい。キューバ人ね、きっと。トランペットに Alexsander Abreu らしき人いたし。いつもメレンゲ演奏しているのかどうか知らないけど、Olga ねーさんのバックで演奏していたサックスがものすごいキレまくっててかっこよかったですね。
Diario Granma に書いてもあるんだけど、CuCu Diamante y Yerba Buena ではキューバの HipHop Dúo Ogüere と Yoruba Andabo がゲスト出演してます。っていうかこれ、Yerba Buena なの?

映像には、革命広場なんだからもちろん革命の塔や Che のオブジェも映っているし、しばしば José Marti の像とキューバ国旗が大きくクローズアップされている。このクローズアップは、意味があることだと思う。

Juventud Rebelde と Granma からとしてる Trabajadores の記事は、ほぼ先に挙げた Joventud Rebelde の記事で時系列が下からって感じだけど、こっちの方が写真付きで見易いかも。

USA Today にも、早速記事が掲載されてます。ざっくりいろんな事情がまとめてあります。そしてこの記事によると、夜明け前から革命広場で待ってた人たちもいたそうで。。

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comment











管理人のみ閲覧OK


これ、人なんですか?

え~、これって人、人、人?
すごい・・・・すごすぎる・・・・すごい・・・
Giovanottiも参加したんだ~。お~。

2009/09/22 03:05 | yoko de torino [ 編集 ]


そーなのよ

こんなに凄く人が集まってるの、見たことない。
第1回のときもすっごいたくさんの人で埋め尽くされてたけど、5万人とか10万人って書いてあるサイトがあったけど、それを越えたってことですね。

Giovanotti ってのが正しい綴りなんですかね?
それまでおとなしい曲が続いていたので、キューバ人の大盛り上がりでした。かっこいいねー。
彼はコンサートの最中、「95年に Habana 大学前の階段でライブした。その時に作った曲を演奏する。」というようなこと言ってました。


2009/09/22 07:15 | macomoco [ 編集 ]


ジョバノッティ

Jだと思います。”若者達”と言う意味になる本来の形はGなので、そう書きましたが。
彼、もういい年なのですが、元気ですよね。

2009/09/23 04:52 | yoko de torino [ 編集 ]


ホバノッティ

になっちゃうんですけどね、スペイン語だと。
イタリア語だと、ジョヴァノッティですか?

確かにいい年してそうだけど、かなりエネルギッシュ。かっこよかったです。

2009/09/23 06:24 | macomoco [ 編集 ]


世界のヘソゴマ

ぱんださん

詳細な実況中継を聞いているような記事ありがとうございます。
Giovanottiはキューバでも大人気ですよね。僕もキューバで彼のことを知り、ファンになりました。
後、カルロス・バレーラ。彼の詩が大好きでだ!!!

2009/09/26 07:09 | ピカンテ [ 編集 ]


Ombligo

歌ってましたね。

米国在住のキューバ人ロックミュージシャンが、マイアミの TV で「Jovanotti はキューバではあまり知られていない。」って言ってたけど、Jovanotti はキューバライブをしたことがあるし、キューバを愛してる!!って言ってました。
私は音楽は我が道を行っちゃってたので、普通のキューバ人がどんな曲を聴いているのか、あまり知らないのです。やっぱり、大人気なんですか?
Jovanotti の出演は、音楽的にはおとなしい曲調が続いた後だったので、かな~り盛り上がりました。それに、私もけっこう好きな感じ。ファンキーだなって感じ。

2009/09/26 07:28 | macomoco [ 編集 ]


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